あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
日本初のバンドスクール「ライブジャム」がオープンしてから2年半、様々な出会いがありました。
皆様のお陰でライブジャムは年々進化を重ねております。
ニコニコに進出してから3ヶ月程度ですが、これから積極的にブログ、生放送を行なっていきます。


本題

さぁ、本日はちょっと前に書いた「初心者のためのコードの押さえ方」のPart.2をお届けします。

初めての方は前回の記事を読んでから来てね(はぁと

Part.1はこちらからJUMP!
http://ch.nicovideo.jp/article/ar24131

初心者の方にとっての最初の壁が【F】のコードだと思います。

なんとか「もうレッスンにも通ったけど、結局【F】が押さえられなくてギターをやめた」という方にも【F】を押さえられるようになって欲しい、という願いを込めて結構な文章量と写真で説明致します。

では、前回にも登場した↓の表で押さえ方を確認しましょう。

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【F】というコードはBarr Chordというセーハ(人差し指をまっすぐ伸ばし大抵の弦を押さえる方法)を伴うコードです。今までのOpen Chordと違い親指はネックの半分くらいのところに置きます。

↓前回同様握手しようとしますが、位置は親指がネックの半分にぶつかるところです
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↓今回は掴まないで親指がネックの半分くらいのところで固定します。
 セーハしていない状態ですと、親指1点しか支点がないのでぶらぶら状態になります。
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Open Chordは親指と人差指の付け根の2点でギターを支えます。
Barr Chordはネックの半分に置かれた親指と人差指のセーハの2点で支えます

【人】が全ての弦に書かれていますが、どういった押さえ方をすればいいかお分かりになりますか?

人差し指をまっすぐ伸ばし、1フレットをすべて押さえる「セーハ」という状態にして下さい。

セーハする際、フレットの真上を押さえてはいけません。(金属の真上では音が綺麗ではないから)

フレットとフレット(あるいはナット)の間を4分割して、ボディ側に近い4分の1の部分を押さえましょう。(ちょっとわかりにくいと思いますので写真を参照してください)たまにあんまり良くない教本などで「フレットの近く」といった曖昧な表現や「フレットにできるだけ近く」といったカッティング時に5フレット7フレットでハーモニクスが発生してしまう危険性を考慮しない説明があります。そういった教本はあまり購入をおすすめしません 8^^)

(このあたりの説明はわからなくても大丈夫です。
 上達した後「このことか」と納得して頂けるはずです)

↓正しい例
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また、人差し指をまっすぐ伸ばさず、曲げたり寝かしたりして押さえるやり方は、即席的に音が出るかも知れませんが、将来的なスキルアップのために弊害になるので音が出なくても正しい押さえ方(まっすぐ人差し指を伸ばして押さえる)で練習しましょう。  

弊害:コードチェンジの遅延、ピッチのゆらぎ、【F】よりも難しい押さえ方をするセーハコードを押さえられない、などなど

その後、各指を曲げて所定の位置に移動させて下さい。
中指が3弦2フレット
小指が4弦3フレット
薬指が5弦3フレット

↓こんな感じになります。美を意識して押さえましょう。
 こちら良い見本
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↓悪い見本
 常に丸みを帯びた押さえ方をしましょう。
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押さえられたでしょうか?押さえられても綺麗に音が出ている方は少ないように思われます。

【F】を押さえるために必要な要素は「人差し指を固定した状態で、他の指を動かしても、人差し指はビクともしない」ことです。

↓指がずれてしまった悪い見本
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押さえているうちに人差し指がずれてしまっていませんか?ずれてしまった方は以下の様なフィジカルトレーニングを行いましょう!

↓のように人差し指を曲げた状態で
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小指、薬指、中指と各指を順番に折り曲げましょう!
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このトレーニングを行うと、人差し指をセーハした状態で各指で弦を押さえても、人差し指が移動したりすることはなくなるようになります。

さてさて。ある程度、各指が他の指に影響されないで押さえられるようになってきたら、すべての指を同時に目的地めがけて動かしてみましょう。

ゆっくり人差し指のセーハと同時に小指、薬指、中指を所定の位置に移動してあげましょう。重要なのはすべてを同じタイミングで押さえることです。

ダメな見本。このように人差し指だけを先に押さえるのではなく、すべて同時に押さえるのが良い
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脳に【F】というコードを押さえる方法をインプットしてあげましょう。ゆっくりゆっくり繰り返しやることで、多くの情報を脳が記憶し、考えずに【F】が押さえられるようになります。

何事にしてもゆっくりやることで習得が早まるのは、定石ですよね。野球の練習法に「ゆっくり素振りしてフォームを身体になじませる」なんてありますよね。それをイメージして下さい。

さぁ、これらが弾けるようになりましたら、上の表のEXに書かれている順番通りにコードを弾いてみて下さい。

↓【C】
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↓【G】
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↓【F】
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この練習の際、親指の移動をしっかり行なって下さい。
Open Chordは親指を出して弾き、Barr Chordは親指をネックの半分くらいの所に移動させて下さい。(この件については生放送などで補足しようかと思います)

コツは前回も書きましたが「綺麗な音がでなくても、弾き続けることです」

弾いているうちに段々指が柔軟になり、脳が場所を記憶し、押さえることが容易になってくるはずです。

まとめ

「人差し指を固定した状態で、他の指を動かしても、人差し指はビクともしない状態にするためのフィジカルトレーニングをする」

「ゆっくり各指を徐々に曲げて行き、脳にしっかり【F】というコードを押さえるということをインプットさせる」

「【F】のコードを素早く押さえるためにすべての指を同じタイミングで目的地にたどり着かせる」

こんなところで今回はドロンします。
次回は素早いコードチェンジか右手の弾き方(初歩編)とかを送りしようかと思います。

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ではでは