しかし、、、
「えええい!!!瀬戸内の制海権を握れば、海岸沿いの諸城は手に入れたも同然!!!」
ならば・・・
「どうするううう??」
はっ、はひぃ。
「ハッ!厳島を攻めるのが常套かと。」
「そうだろうううう???」
という考えを崩さない隆房。
確かに、厳島を制圧すれば制海権を握れます・・・
そこに同調して、隆房に援護射撃するのが三浦房清(ふさきよ)・・・
「厳島を制圧してから本拠の吉田へ向かっても、さほど問題ないんじゃない?宮尾城なんか、この房清が3日で落としてみせますよ。ほよよ。」
と・・・
確かに、なんだかんだで、わずかの期間で構築した囮の城ですから、その堅固さも、本格的な城にはかなわないわけですし、周囲を隆房の軍で囲んでしまえば、兵糧の運搬も不可能ですから、それほど長くもつ城ではありません。
こうして、軍議は「厳島渡海」という事に決まったのでした。
いやはや。どうなるのか。