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1/18(水)11:00よりニコニコ生放送およびFRESH!の「麻雀スリアロチャンネル」にて放送された、The All Star League 第2節の様子をお届けします。
レポートは、解説も務めました鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
トッププロが多数出場!『The All Star League』第2節タイムシフトはコチラから!
開幕戦から早1週間、あっという間に第2節がやってきた。何しろ全48選手という大所帯のため、この2節目から参加する選手も少なくない。
1節目終了時の成績はこちら↓
【1回戦】逢川が逆転トップでマイナスを帳消しに!
開幕戦に新井1人を送り込んだ「チーム若作りと年齢詐称」。新井が作った50ほどの負債を背負って登場したのが逢川だ。
「永遠の22歳でーす」の図↑
そんな逢川は、浅見のリーチにオヤで追いかけリーチをかけると、浅見からドラの5mを一発で仕留めて12000。
ラス目からのトップ目直撃で一気にトップまで駆け上がると、そのままトップを守り切り、チームのマイナスをあっさり返済した。
【2回戦】三原が開局と同時にハネ満2発!
2回戦の直前、「いやー、1回戦目にハコ下12000点ぐらいのラス食っちゃいました( ̄▽ ̄;)」と語った三原。
なんと2回戦では開局と同時にハネマンを2連続で決める。
まずは冨本の8mを捕えて12000。
すると、次局には、マンガン手をツモると、ウラが2枚で3000・6000に化けた。
ハコラス直後のトップで、なんとかマイナスを減らし、ほっと一息。
【3回戦】鋭いシャンポン受けで木原が逆転トップ!
ここで、1節目から首位を快走する「おじまご」の木原が登場。ラスに甘んじていた木原だったが、南2局にこの一発ツモウラ2の3000・6000を決めると、これが反撃の序章だった。
迎えた次局のオヤ番で、この配牌。
この手牌、ソウズが多く、一見ホンイツに見えるが、南がアンコで赤が1枚あるため、西や北辺りから打ち始め、リーチを目指すのも悪くない選択だ。
しかし、そこは打点を追及する木原。ノータイムで2mを打ち、ホンイツに向かった。
すると、2巡目に引いたのは北。
一直線にホンイツに向かわなければ、第1打に打っていたかもしれない北である。
この北を捕まえると、あとは一直線。
8巡目には8sをポンしてテンパイを果たす。
自然に打2sかと思いきや、木原の選択は打4sのシャンポン受けだった。
この判断の決め手は何だったのだろうか。木原に聞いてみた。
木原「自分の河がホンイツと断定できないことが、シャンポンに受けた一番の理由ですね。ツモアガリなら3s6s優位ですが、出アガリの頻度も考えると、シャンポン優位かなと思いました」
実に木原らしい鋭い判断である。なお、もし自分の河がホンイツに断定されるなら、ツモアガリ率を高めるために両面待ちに受けると付け加えた。
そして、この鋭利な意志は、須田の北を突き刺した。
そして、この鋭利な意志は、須田の北を突き刺した。
この12000でトップ目に立った木原だったが、1本場でも慢心せずにできることをきっちりやっていく。
ここからカン3sをチーする打ち手がどれだけいるだろうか。
意図としては、仕掛けて威圧してみて、相手の出方を伺うというものだ。
いわば「相手が前に出てきているかどうかを探る」リトマス紙のような仕掛けである。
そして、そのリトマス紙は、赤入りの2フーロ目を入れたところで完成した。
トップ目の仕掛けとあっては、5800以上の両面待ちを真っ先に想定せざるを得ないため、非常に前に出にくい。
しかし、この仕掛けに対して松ヶ瀬が前に出てきたのである。
すると、木原は慎重に松ヶ瀬の現物を切って流局に持ち込んだ。
アガリ連荘ルールにおける最高のオヤ落ち「テンパイでの流局」である。
木原が完璧なゲーム回しでトップを獲り、首位を走るチームにさらなる加点をもたらした。
【4回戦】石井一馬の3大手役・タンヤオ、ホンイツ、リーチ!
本日の最終戦に登場したのは、「チームファンタジスタ」の石井。
初登場にして、早速告知に入る辺り、やはり肝が据わっている。
1/16に発売されたばかりの著書『フリー雀荘で得するのはどっち!?』を手に、内容について熱弁する姿、もはや戦術本芸人である。
そして、今回の実演販売漫才では、相方もぐいぐい前に出てくる。チームメイトの豊後だ。
豊後「今回、石井さんがトップを獲ったら、私もこの本で勉強します!」
果たして、石井は豊後に本を読んでもらうことができるのであろうか。
オヤの石井は、6pチーから入る。東風戦を主戦場にしていた時期には、「おそらく日本で一番タンヤオをアガっていた」と豪語する石井。
カン3mもチーして、得意のタンヤオで5800を雑賀から打ち取る。
すると、今度は9mでホンイツの12000を新津から。
8m切りの後、發ポンテン打白からのツモ5m打2m待ち替えまでは、さすがの新津も想定できなかった。
対局後、新津が「あのホンイツはどういう形から?」と真っ先に聞いてきたのが印象的であった。
そして、最後はオヤリーチで2600オール。
タンヤオ、ホンイツ、リーチという、著書にも多く登場する、正に「石井一馬の3大手役」で5万点台のトップを奪取。
これで、チームのポイントもプラスに戻し、著書の宣伝としてもバッチリといったところだろうか。
そして、1回戦目の放送卓で逢川がトップを獲った「チーム若作りと年齢詐称」が、3連勝2着1回で大爆発。
逢川と矢島の活躍で、一気に3位まで浮上している。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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