ども! イケダミノロックです。

 「俺の人生を変えた曲!」として前回はゲームミュージック編を紹介しましたが、今回はヘヴィメタル編……の前に、まずは小学生時代の話をさせてください。



 1974年生まれの俺は、子供の頃から大好きな特撮やサンライズ系アニメ主題歌のドーナツ盤やカセットテープを親に買い与えてもらっていたが、当時は歌番組の全盛期でもあった! 流行りの歌謡曲(※当時はJ-POPという言葉はまだなかった)は自然と耳に入ってくるし、近藤真彦やC-C-B、少し大人っぽいところをいくと杉山清貴や安全地帯あたりのシングルはみんな親にねだったり、お小遣いやお年玉で買って聴いていたと思う。

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 小学生の頃、金もないのに毎日ゲーセンに出入りする俺のようなガチのゲームオタクはクラスにいなかった。そりゃ、ブームだったファミコンを友人と一緒に遊んだりはしたさ(笑)。それでも『ドルアーガの塔』の宝の出し方を丸暗記してるのも、『チャンピオンシップロードランナー』『チャレンジャー』をクリアできるのはクラスで俺だけだった。

「ロットが違う『イーアルカンフー』はフリーズしないんだよ!」
「本物(※アーケード版)の『アーガス』はロボットに変形しないし、4面では前に撃てないんだよ!」
「タイトー(※UPLです)の『忍者くん』がジャレコからリリースされる?! 意味がわからない!」
「『グラディウス』のオプションって本当は4つなんだよ!」
「『青春スキャンダル』『ファンタジーゾーン』はセガ(※マークIIIのこと)を買わないと遊べないんだよ!」
(※『ファンタジーゾーン』は後にファミコンでも出たけど)

 ……と、必死に訴えたところで、誰にも理解されない毎日だった。

 なので、小学生の頃は他人に合わせることに必死になっていた。少年野球チームに所属したり、『週刊少年ジャンプ』を読み始めたのは、友人とゲーム以外の会話を充実させるためだ。

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 歌謡曲の会話を合わせるために「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」をビデオに撮り、「今なにが売れているのか」をリサーチして必死に聴きまくった。そして気に入ったものは、親にレコードを買ってもらった。さすがに「夕やけニャンニャン」は俺のプライドが許さなかったので見なかったが(笑)。

 ここまで書いて気づいたが「俺の人生を変えた曲!」っていうよりも「ゲームオタクすぎて人生を変えざるを得なかった!」というのが正解かもしれない(笑)。

(続く)