『燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争』のプロゲーマー集団「NO FUTURE」のリーダー・KMが、さまざまなミカド勢と対談する連載企画「KMvsミカド勢」。
2022年対談の振り返り・後編では、企画の運営協力やスタッフとして携わっていたTMF編、北関東勢の流れとして「アミューズメントカフェ N」で収録を行ったEXTRA ROUND植野さん編、そして新規『ガロスペ』勢から川崎クラウザー編とGON編をピックアップ。
【登場プレイヤー】ROUND.33「TMF」
EXTRA ROUND「植野さん」
ROUND.34「川崎クラウザー」
ROUND.35「GON」
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・ニコニコチャンネル ゲーセンミカドhttps://ch.nicovideo.jp/mikadogame・ゲーセンミカドYouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCPrifqgoJmq7UgmRkZUKTJQ■ROUND.33「TMF」
NEKOMARUさん編が「イケダさんの若い頃」を知る回だとしたら、TMFさん編は「かつてのミカド」を知ることができる対談だったんですよね。『スパIIX』のザンギ使いであり、『グラIII』『雷電II』プレイヤーであり、いろんなゲームを上手くこなす方なので、配信で見る人にとってはいろんな側面があると思うんですよ。「何仮面なの?」みたいな(笑)。ミカド勢としてはおそらく最古参だと思うので、そのバックボーンを僕個人も知りたかったですし、この機会に根掘り葉掘りお聞きできてよかったですね。
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■EXTRA ROUND「植野さん」
TMFさん編から違和感のない流れにしようと思ったとき、北関東勢ということで植野さんにしたんですよ。単純に僕が植野さんを好きすぎるゆえのキャスティングでしたけど、アイハラさん、Eyelandさん、与作っていう面々の名前がポンポンと挙がるので、自然とつながってるんですよね。ミカドが放ってる熱量はそこにあるってことを実感しましたし、安佐エースは素敵なお店だったんだなってすごく伝わったので、文章で形に残せて良かったです。N.の常連さんが記事を拡散してくださって本当に暖かいというか、それだけ植野さんの人柄に魅了されてるんだろうなって思いました。
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■ROUND.34「川崎クラウザー」
植野さん編を振り返り、本当にいい対談だったな……って思った矢先にムーンウォーカー川クラですよ(笑)。名前の由来が本当に狂ってて、徹夜明けでムラムラしてそういうお店に行っちゃうから金がないっていう思考と行動が完全にノーフューチャーでしたね。川クラさんと世代は離れてて、僕が高校生だった頃に小学生だったわけですけど、ゲームにしてもパチスロにしても、確実に同じ時代を過ごしてるので、それが対談としてはすごく新鮮で面白かったです。『バーチャ3tb』を始めたきっかけが「ボムさんに依存しすぎないこと」と言ってましたけど、その行動を取れること自体が鋭いし、そういう考えを持ってゲームしてるんで、立ち回りがうまいなと思いましたね。
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■ROUND.35「GON」
新規『ガロスペ』勢つながりということで「KM魂」の記事化と併せてのGONさん編ですが、公開したのは怪我から復帰されたタイミングだったんですよね。それこそGONさんとはミカドの店内で立ち話をする程度で、面と向かってお話させてもらったのはこれがほぼ初でしたけど、上京するきっかけがお笑いのツッコミ役だったり、タイでムエタイ修行のつもりが試合に出ちゃったり、カードゲームにまつわる仕事のあれこれもお聞きできて楽しかったですね。
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■2022年の総評
「KMvsミカド勢」の書籍化は間違いなく2022年の大きなトピックですね。この対談企画を始めたときに「いずれ書籍化できたらいいな」って思ってたんですけど、具体的にではなくぼんやりとした感じだったんですよ。それを本当に書籍化してもらうことができて良かったですし、本になったという実績になったのもすごく嬉しいですね。初版はほぼ完売ということで、手に取っていただいた方々には感謝しかないです。『イケダ店長の業務日誌』や『VFRクロニクル』とは違う棲み分けもできましたし、新規のミカド勢やファンにとっては「かつての追体験」ができるものになったと思うので、何事も続けてみるものだなって思いますね(笑)。今年で5年目を迎えますが、まだまだ話を聞きたいプレイヤーはたくさんいるので、これからも楽しみにしてほしいです。