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  • (一部訂正) 【国際政治chのブロマガ】 “中国経済は崩壊ですね!”と脊髄反射で言ってしまう人たち

    2019-02-22 20:13
    324pt
    *次回放送日に誤りがありましたので、記事を再作成してお送りします。
    (次回放送日: ×3月11日 ○3月1日)

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     国際政治チャンネルのブロマガ 第43号 2019/2/22
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    【目次】
    ・2月1日 国際政治チャンネル #42番組後記
     ■中国が既に落ちている罠
     ■中国も〇〇にどんどん似てきていて…
     ■論点『なぜファーウェイがダメで米の通信傍受はアリ?』
     ■論点『日本は一帯一路やAIIBと、どう付き合うべきか?』


    ・今後の放送予定


    ・編集後記

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    「2月1日 国際政治チャンネル #42番組後記」
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    2月1日のニコ生から、津上俊哉先生の印象的な発言の一部をスタッフによる書き起こしでお届けします。

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    津上俊哉×細谷雄一「2019年 米中経済戦争を読み解く」 #国際政治ch 42前編
    https://www.nicovideo.jp/watch/1549274464



    ■中国が既に落ちている罠


    津上俊哉:今の中国では、『中等所得国の罠』という議論があります。中国の人たちは「どうしたらその罠に落ちることを避けられるか、ぜひ日本の経験も聞きたい」と言います。


    本音を言うと、「申し訳ないけれど、あなた方は既に罠に落ちていると思います」「今後、中国が考えなければいけないことは、どうしたら這い出せるかということだと思いますよ」、と答えたくなるときがあります。


    その方法として、きらきらしたニューエコノミーもありますが、ここに来て投資バブルの後遺症が中国経済を相当痛めています。人間であれば、「全治10年です。しばらくの間は安静にしていてください」と伝える段階です。そういう時期にはいったことがここ1年ではっきりしてきました。


    中国はリーマンショックのあとに4兆元の経済対策を行いました。当時のレートで57兆円です。そのような大きな経済対策は日本も行ったことがなかったので、当時は中国も大きくなったなあと思いました。


    その固定資産投資の統計がありますが、それも去年の年末に10年に及ぶものになりました。4兆元からはじまった投資が、10年間分を合計すると446兆元になりました。日本円になおすと7200兆円くらい。



    細谷雄一:本当ですか!ちょっと想像出来ない数字ですね!



    津上:ぽかん…とするような数字でしょう。それだけ投資をすれば、中国経済は大きくなりますよ。ただ、この投資の財源はあらかたは
     
  • 【国際政治chのブロマガ】 “中国経済は崩壊ですね!”と脊髄反射で言ってしまう人たち

    2019-02-22 20:00
    324pt
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     国際政治チャンネルのブロマガ 第43号 2019/2/22
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    【目次】
    ・2月1日 国際政治チャンネル #42番組後記
     ■中国が既に落ちている罠
     ■中国も〇〇にどんどん似てきていて…
     ■論点『なぜファーウェイがダメで米の通信傍受はアリ?』
     ■論点『日本は一帯一路やAIIBと、どう付き合うべきか?』


    ・今後の放送予定


    ・編集後記

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    「2月1日 国際政治チャンネル #42番組後記」
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    2月1日のニコ生から、津上俊哉先生の印象的な発言の一部をスタッフによる書き起こしでお届けします。

    b6f13397882ff9342ac38c372bbced2cdc772f81
    津上俊哉×細谷雄一「2019年 米中経済戦争を読み解く」 #国際政治ch 42前編
    https://www.nicovideo.jp/watch/1549274464



    ■中国が既に落ちている罠


    津上俊哉:今の中国では、『中等所得国の罠』という議論があります。中国の人たちは「どうしたらその罠に落ちることを避けられるか、ぜひ日本の経験も聞きたい」と言います。


    本音を言うと、「申し訳ないけれど、あなた方は既に罠に落ちていると思います」「今後、中国が考えなければいけないことは、どうしたら這い出せるかということだと思いますよ」、と答えたくなるときがあります。


    その方法として、きらきらしたニューエコノミーもありますが、ここに来て投資バブルの後遺症が中国経済を相当痛めています。人間であれば、「全治10年です。しばらくの間は安静にしていてください」と伝える段階です。そういう時期にはいったことがここ1年ではっきりしてきました。


    中国はリーマンショックのあとに4兆元の経済対策を行いました。当時のレートで57兆円です。そのような大きな経済対策は日本も行ったことがなかったので、当時は中国も大きくなったなあと思いました。


    その固定資産投資の統計がありますが、それも去年の年末に10年に及ぶものになりました。4兆元からはじまった投資が、10年間分を合計すると446兆元になりました。日本円になおすと7200兆円くらい。



    細谷雄一:本当ですか!ちょっと想像出来ない数字ですね!



    津上:ぽかん…とするような数字でしょう。それだけ投資をすれば、中国経済は大きくなりますよ。ただ、この投資の財源はあらかたは
     
  • 【国際政治chのブロマガ】 北方領土問題は、戦後日本の国の形を決める … #41番組後記

    2019-02-09 20:00
    324pt
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     国際政治チャンネルのブロマガ 第42号 2019/2/9
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    【目次】
    ・1月29日 国際政治チャンネル #41番組後記
     ■日本における北方領土問題の核心
     ■ジャイアン「心の友よ」外交
     ■空爆してから話し合い


    ・今後の放送予定


    ・編集後記

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    「1月29日 国際政治チャンネル #41番組後記」
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    1月29のニコ生から、池内恵・小泉悠両先生の印象的な発言の一部をスタッフによる書き起こしでお届けします。

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    池内恵×小泉悠「北方領土交渉を徹底的に考える」 #国際政治ch 41前編
    https://www.nicovideo.jp/watch/1549040282



    ■日本における北方領土問題の核心


    池内恵:北方領土交渉は、どうやってもロシア側にいい結果をもたらす交渉になってしまっていますよね。



    小泉悠:もしかすると、ロシア側の関心が島にはないことも覚悟しておくべきだと思います。本当は島の問題を解決する気は全くなく、なるべく時間をかけて日米同盟を引っかきまわして、その間に日本からいくらか金を引き出したい。それさえ出来れば十分だという考え方は、ロシアとしては成り立ちます。



    池内:ロシア側が、『日本における北方四島の問題』を分かっているとすると、彼らはなぜよく分かるのか。彼らの思想のなかにスラブ派というものがありますよね。対ヨーロッパ派、日本でいうところのアジア派。


    それらは非西洋的で、西洋近代文明からは後進的なものとして見下される。しかし、おそらく彼らのより土着の、固有のものはスラブ的なものにある。彼ら自身の文化のなかにそのような葛藤があるから、日本側の葛藤をよく理解出来るのでしょうか?



    小泉:それはあるのかもしれませんね。ときどき西洋というものに対するコンプレックスという点では、日本とロシアはよく似ているのかなと感じます。また、ロシア人は非常にタフネゴシエーターな連中なので、相手の弱みを見つけたらかならずそこを見逃しません。


    日本側は、島の問題をもう少し