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ゲストさん のコメント

効率悪い人ほどあれこれ手をつけて中途半端になる、ソースは自分
No.4
63ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
現代人はどれだけ「休むことができている」のでしょうか? そんな疑問に答えてくれたのは、以前 「ゆるめる」ことの大切さ を教えてもらったボディチューニング®創設者内田あやさん。本当のRESTとは? 神経からカラダの回復につなげるとは? について伺いました。 私たちがとりいれることができる「神経から休ませる方法」とは? 【前編 】神経から休ませる方法とは? ── 現代人は、そもそも本当に休めているのでしょうか? 内田さん : PCや携帯とともにいる時間が長くなりすぎて、私たちは無意識のうちに「気分はマシーン!」になってしまったのかもしれませんね。 電源オフにしたらすぐお休みができる気がする、気がしてた 。 でも、「夜よく眠れない」「眠っても寝た気がしない」「朝起きたら疲れている」ーーなど、クライアントさんたちの悩みはつきません。またこんなにも暑いと、暑さが理由だと逃げてしまいがちなのですが、どうもそれだけじゃないぞと、体の感性のある人たちは気付き始めていますよね。 ── 本当の休むタイミングとはどういうときでしょうか? 内田さん : サンフランシスコに勉強に行ったときの先生の言葉が印象的でした。 「あなたにはRESTの時間がありますか? 」という問いから始まって 。私は短絡的に、それって睡眠時間でしょ、あるよ、寝てるし……と思ったのですが、 どうやら違った。私の中にはRESTの時間がなかった ということです(笑)。 先生いわく、忙しい現代人には、AWAKE(覚醒)とSLEEP(睡眠)の2つのモードしかない と。朝はベッドから飛び起きて、慌ただしくラッシュアワーの電車に滑り込む。そして終電で帰宅して、見たかった情報やYouTubeをチェックして気付いたら深夜。そのままパタンとPCを閉じてベッドに潜り込んでみたけれども。 はたしてこれで頭の中までも休まることができますか? と…… 。 ── 私も覚醒と睡眠の2つのモードかと思っていました。違うのですね。 内田さん : 人間はマシーンじゃない。どこかのスイッチオフをしたら、すべての機能が完全に止まるわけではない。 「REST」はこの2つのモード、覚醒と睡眠の間にあって、ちょうどトランジションにある状態 。カラダを回復させるのは睡眠の時間ですが、そのいわゆる 導眠の時間をちゃんと取ることで、質の高い睡眠=回復ができる ということにはっとさせられました。 ベッドに横になったら休まっている? ── 寝ているときは体も脳も休まっていると思いがちですが、じつはそうではないのですか? 内田さん : ベッドに横になるということで、筋肉や内臓などの体は重力から解放されています。その意味では体は休まっています。 でも、脳は? 神経系は? 多くの方は、 休息とは筋肉などの体を休めることとか気分転換することだと思い込んでいます 。 究極的にはヒトの肉体は脳の支配下にあるわけだから。そこ、忘れちゃいけないですよね。たっぷりと睡眠時間を取る、じっくりと温泉につかる、好きな映画を見る……。動いていないので肉体は休まりますが、 脳の疲れが回復できているかは別問題 です。 ── 「REST」の時間はとても大切なのですね。 内田さん : そう! 「REST」の時間はとても大切! 寝る前にその時間をとったら質の高い眠りを引き込むことができるし、日中でも自分の意思でその時間を作れたらいい。 体も頭もリストアする時間を意識的に作る 。でもこれが、難しいですよね。体の声もだけど、脳からの声って、もっともっと聞こえない。頭痛くらいしか(苦笑)。 ──しかしなぜ人間は休みたいときに休めなくなってしまったのでしょう? 内田さん : 人間の脳は解剖学的に見ると3つの部分に分けられます。 それは古いものから順に、呼吸・体温調節・血液循環などをつかさどる 脳幹(爬虫類脳) 、その上に食欲や制欲などの本能的欲求や記憶、情動をつかさどる 大脳辺縁系(哺乳類脳) 、そしてさらにその上に知的活動を行う 大脳新皮質(人間脳) の3層構造になっています。新しい脳が古い脳に乗っかっていく形で進化をしたわけです。 しかし大脳が発達した人間は、大脳新皮質の理性を使い、動物が全精力を尽くしておこなう働きをトップダウンで制御するようになりました。体の声も聞かず、いや聞こえずに、締め切りや目標達成、ゴールに向かって走っていく、という頑張り屋さん。 「人間はヒトである前に、動物。」 トイレに貼っておいたほうがいいかもしれません。 ただボ〜ッとしているだけでも、私たちは脳を疲れさせている!? ──人間の脳を使わないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか? 内田さん : とは言いつつ、認知したり判断したり社会生活を送る上では人間脳はマストです。 でも驚くべくことに、 ただボ〜ッとしているだけでも、私たちは脳を疲れさせている んです。脳は体重の2%ほどの重さですが、体が消費するエネルギーの20%を使っていて、さらにそのエネルギーの60~80%がこの、ボ〜ッとした状態、脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態で働き続けます。 その 脳回路はDMNデフォルトモードネットワークと呼ばれます 。マイナスな思考を無駄に反芻させたり、過去や未来を無駄に憂いたり……。いわゆるモンキーマインドを言われるものですが、これをしないためにはどうしたらいいか? そのひとつに 「One Thing At A Time」をおすすめ します。 その瞬間に、ただひとつだけのことをすること 。 人間脳を使わない方法は、「One Thing At A Time」 ──ひとつのことに集中することで、何のメリットがあるのですか? 内田さん : 実はこれ、そのサンフランシスコの合宿での宿題だったんです。合宿中、それを常に心がけろと。私は旅人なので、暇ですし、従順にすぐ実践。 まず、道がまともに歩けないんですよ。Google Mapを見て、音楽聴いて、メトロまで歩くーーなんてもう3つのことやってますよね。レストランでは、ガイドブックを見て、教科書読んで、携帯チェックしながらご飯を食べる。恐ろしいことにこれで4つ。 自分がどれだけのことを同時にジャグリングのようにしているかに気づかされました 。思考もあれやこれやと飛び、注意力散漫。効率がいいとは言えません。 心を入れ替えて、One Thing at a timeをするためには、まず、ホテルでちゃんとその日の行動ルートをチェック、音楽はちょっと我慢して、街にでると、見える景色が昨日とはちょっと違う。あれ? あんなところにカフェあったんだとか、見落としていた素敵なグラフィティアートの発見とか。そして、なんといっても人とよく目が合うから話かけられる。信号ですれ違いざまに、「そのコンバースの色かわいいね」とか言われちゃったり。この街はなんて私に優しんだろう! とテンションまで上がりました。 ──滞在中、One Thing At A Timeを実践して変わりましたか? 内田さん : 1週間実践して神経系は確実に休まったと思います 。 そして、これもまた発見でしたが、 ユニタスク(1つのことをやる)は所作が美しくなる! 例えば、パソコン作業して画面を見つめたまま「あ、あれやっといて〜〜」なんて上司に指示されるよりも、まずはキーボードから手を下ろし、くるっと椅子を回転させて、自分の目をじっと見つめ「あれ、やっておいてもらえるとうれしいな」なんて言われたら、喜んでやっちゃいますよね。 所作って、心象すら変える。でもその根本はOne Thing At A Time だと思うんです! 後編では、One Thing At A Timeをさらに進化させた「感じる練習」の実践などをお届けします。 休むということ 自分を労わってますか? 疲れやストレスを和らげるヒント 【習慣化したい自分メンテナンス術】イメージワークで心身リラックス 内田 あや(うちだ・あや)さん as・i・am/apartment代表。ボディチューニング®創設者。『25ans』『Figaro Japon』で女性誌の編集を手がけているときにジャイロトニックに出会い、パーソナルトレーナーに転身。ヨガ、呼吸法、リストアティブヨガなどを学んだのち、独自のボディチューニングメソッドを考案。やみくもに鍛えるのではなく、心身をしなやかに保つ理論で女優やモデル、俳優、編集者、ファッション関係者にも多くのファンが。著書に『エグゼクティブ・ボディ・チューニング』(講談社刊)。 http://bodytuning-assoc.com 文 / 内田あや 写真提供/ボディチューニング®協会、image via shutterstock
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