久しく恋愛していない。ましてやセックスなんて...。

毎日やることが山積みでバタバタと過ごしていたら、いつの間にか遠のいていた。もはやセックスって何だったっけ? 状態です。

でも、ちょっと待って。セックスから遠のいているときこそ、いまいちど考え直すいい機会なのかもしれません。

そもそもセックスって何だっけ?

長らくセックスから離れていると、そもそもセックス自体がどういう意味を持つものなのか、疑問に思えてきます。

セックスは、物理的に「一方が自分の体の一部をパートナーの身体の穴のなかに挿入すること」を指します。

そこに「もっとお互いに近づきたい」という感情が折り重なって、キスやハグをしながら心と身体を通わせていくのがセックスの基本。

そのため、「相手のことを本当に理解したいのならセックスしてみる」という考えも、あながち間違いではありません。セックスをすることで、お互いの心の壁が取れて、本音で向き合えるようになれることもあるのです。

セックス=恋愛じゃなくてもいい

セックスは、人と人との結びつき。肉体的にも精神的にも相手と繋がることで、癒し、理解、安心感を得ることができます。

さらに、『THE Sex and Pleasure Book』を執筆したアメリカの性科学ドクター、キャロル・クィーンは、

「(セックスは)私たちのなかにある性的興奮・エロチックな欲望を表現して、お互いを満足させる行為でもあるの」

と語っています。

ただ単に性的興奮を感じて楽しみたい! というだけなら、いわゆるワンナイトラブだってあり。実際に海外では、シングルの女友だちは何の罪悪感もなく、安全を第一にセックスライフを楽しんでいる人もいます。

セックスが必ずしも恋愛感情に結びつけなくてはいけない、という決まりはありません。大人になって自分自身に責任を持てるようになったいま、女性だって快感重視のセックスを楽しんでもいいのです。

快楽を感じるワケ

「脳とホルモンが愛されているという感情を作り出し、それがSEXの快感につながる」

と語るのは、性教育のサイトScarleteenの創立者で、『S.E.X.: The All-You-Need-To-Know Progressive Sexuality Guide to Get You Through High School and College』の執筆者でもあるヘザー・コリンナ。

体の敏感な部分に触れられることで、それが神経を通じて脳に伝わり、セックスの快楽を感じることができるとのこと。

それとは逆に、頭のなかでエロチックなことを想像すると、それが体の敏感な部分に伝って、感じやすくなるのもそのため。濡れにくいときには、頭のなかでエッチなシーンを想像するのもひとつの手です。

セックスに決まった形はありません。してもいいし、しなくてもいい。

一歩離れたところから見つめ直すと、セックスに対する理解がもっと広がりました。

[Teen Vogue]

写真/Shutterstock



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