友だちから悩みの相談を受けるときに、ちょっとしたコツがあるのをご存知でしょうか? それは話を聞くときに「同じベンチに座る」イメージで聞くこと。
悩んでいる人の心に寄り添いながら、適度な距離感により客観的に話を聞くことができ、相談してくれた人も、安心して悩みごとを解決することができるのです。
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■「同じベンチに座る」イメージの効果
もちろん実際にベンチにふたり並んで座るのもいいのですが、相談を受けた場所がすべてそのようなところとは限りません。
ですので、実際には正面に座っていたとしても、話を聞きながら相手がいまどのような気持ちで過ごしており、目の前にはどのような光景が広がっているのかを理解してみましょう。
同じ景色をイメージできるようになると、悩んでいることがより具体的に理解しやすくなり、より適切なアドバイスをしてあげられるようになります。
■気持ちが落ち着く
同じベンチに座って話を聞いているように接していると、その悩みを解決するのにどうすればよいのかが客観的に見えてきます。
たとえ相談を持ちかけてきた本人が感情的になっていたとしても、タイミングを見計らいながら、ゆっくりと客観的な意見を伝えてみましょう。
それを繰り返していくうちに、相談する側は次第にクールダウンし、本人も冷静に考えられるようになるのです。
■優しい気持ちが伝わり安心して相談できる
隣から顔を覗き込むようなイメージで、ベンチに座っているかのように話を聞いていると、困っている人の心に寄り添っているような印象も与えます。
優しく温かい気持ちで話を聞こうという雰囲気が伝わりますので、相談してくれる人が安心して話すことができます。安心することで、次第に自分で解決しようという前向きな気持ちがわいてきます。
相談事をもっと聞いてあげたいけど、なかなかうまく解決のお手伝いができないな...と思ったら、「ベンチに座るイメージ」の聞き方をやってみましょう。悩みが解決できるだけではなく、相談してくれた友だちとの深い絆を結ぶこともできますよ。
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