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■美人とつきあっても楽しくない?
友人のAくんは、34歳・会社経営・イケメン......となにもかもがそろった独身男性。当然ながら、Aくんの周囲には常にきれいな女性たちがウロウロしています。
モテ男ゆえ「彼女」が途切れたことがないのですが、でもどの恋も「長続きしていない」。
理由は、「なんだか、教科書通りの女性が多すぎて、刺激を感じることも成長を実感することもないんだよね」とのこと。
モテ男・Aくんの周囲には、「きれい・かわいい、スタイル抜群」の女性たちが集まってくるので、「女性=美」というのは当たり前。
それなのに「交際してコミュニケーションが深まるほどに、『なんだかつまんない』と感じてしまうのは、自分が至らないからかも」と言うのです。
■合わせすぎると興味を失う
Aくんはなぜ「つまらない」と感じるのか? 彼は「すべて自分に合わせて」なんて言う、了見の狭い男性ではありません。むしろ気遣いのある人。
でも、Aくんの周囲にいる女性たちは、気を引くために「自分をなくしてまでAくんに合わせている」ようなのです。
たとえば、料理や家事を完璧にやってみたり、毎回Aくんのスケジュールに合わせてデートしたり。
「それのどこかダメなの?」と思いますよね。ところが「『自分がどうしたいのか』があまりにも見えないと、その人のことを『知りたい』と思う欲求がなくなってしまう」のだそう。
たとえば「どこ行きたい?」と聞いても、毎回答えは「Aくんが好きなところ」。映画や本の好みも「Aくんの好きなもの」。
そうやって合わせてくるばかりでなく、本当は異なる趣向について激論を飛ばしたり、一歩も譲らないこだわりを見せてほしいのだとか。
■「自分らしさ」が武器
「ね? 要するに、ボクがわがままなんだよ」とAくん。いやいや、なんとなくソレ、わかるよ うな気がします。
会話や行動のその先まで「相手が何を言うか、どうするかがすべて想像できてしまう」なんて、確かにつまらないもの。
多少スリリングなやりとりがあったとしても、そのことで化学反応が起きて、お互いを成長させることだって多いにありうるから。
きれいでかわいいのは当たり前。それプラス「自分だけのスペシャルなこだわり」を武器にしないと、理想の彼の心を本当の意味でつかむことは、なかなか難しいのかもしれませんね。
Pretty young woman image via Shutterstock