「これどこで買えるの?」

インスタグラムやツイッターなどのSNSで「ビビッ」とくるアイテムを見つけるたびそう思います。

アップしたのが友達なら「どこで買ったの?」と尋ねたり、有名人のフィードで見つけたときは、コメントなどの情報を頼りにインターネットで検索したり......。

学生のころは、雑誌で見つけたお気に入りをスクラップして買い物に行くことが多かったのですが、今はSNSを通してほしいものを見つける機会の方が断然増えました。



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■イチから探すのはやっぱり面倒......

とは言うものの、SNSで見つけたアイテムを「どこで買えるのか」イチから探すのって意外と面倒。

まずはブランドを調べて、オンラインショップや店舗を探して......。そんなことをしている間に「ビビッ」ときた熱が冷めて、途中でやめてしまうことも。そして「やっぱりあれ、かわいかったな」と思い出したころには、すでに完売......。悔しい思いをしたことが何度もあります。

でもこれからは、そんな面倒くささや口惜しさを感じなくてすむようになるかもしれません。

■「いいな」と思ったアイテムがその場で買える

2015年7月7日(火)、SNSで「いいな」と思ったアイテムをその場ですぐに購入できる「WONDERFULL」というアプリがリリースされました。同アプリは、写真投稿SNSとショッピングをかけ合わせた、モール型のECプラットフォームです。

写真を投稿して商品を紹介するのは、インスタグラムやツイッターで多くのフォロワーを持つ女性たち。ライフスタイルを切り取った写真のなかで商品が紹介されるので「どんなシーンで使えるのか」「どんなコーディネートに合わせればいいのか」などと、実際に商品を手にしたときのことを想像しながら買い物を楽しめます。

今は、選ばれた100人のみがアプリ内で自分のショップを持つことができますが、今後2年以内を目標に、誰もが自分のセレクトショップを持つことができるようにするとか。

商品が売れると、ショップのオーナーには一定のマージンが、メーカーには経費以外の売り上げが入る仕組みです。そして、ユーザーは、センスのいい人のライフスタイルをのぞき見しながら直感的な買い物が楽しめます。

■すべての女性がもっと輝くために

山本未奈子さん

「WONDERFULL」をローンチしたインアゴーラ株式会社は、セキュリティソフトやオフィスソフトを手がけるキングソフト株式会社、代表取締役社長の翁永飆さんと、美容家でMNC New York Inc.代表取締役の山本未奈子さんが設立したもの。

山本さんによると、

「自分のSNSにフォロワーの方から『これどこで買ったんですか?』というコメントを多く見かけたのが(「WONDERFULL」を制作した)きっかけです。すべての女性がもっと輝く手助けができたらいいと思っています」

とのこと。また、中国での展開も決まっており、今後はアジアを中心に世界に進出していく予定だとか。

「台湾や香港などのアジアの国はもちろん、アメリカやヨーロッパへの進出も視野に入れています。日本女性の美意識の高さって、実はアジアだけでなく欧米の女性にとっても憧れなんですよ」

と山本さん。

優木まおみさん、Mieさん

WONDERFULLのローンチを記念した発表会にはタレントの優木まおみさんと、ハワイ在住でオンラインセレクトショップを経営するモデルのMieさんが登場。商品の投稿のしかたをデモンストレーションしてくれました。操作は、写真を撮って商品をタグ付けして投稿するという簡単なもの。

アプリ内で購入できる商品にはカートのマークが表示され、それをタップするだけで買い物かごに追加される仕組みです。

■直感的な買い物を楽しもう

現在、約50のブランドが「WONDERFULL」に商品を登録しています。もちろん、その数はこれからどんどん増えていくそう。

「ビビッ」と来たものをすぐに買うーー。そんな直感的なショッピングなら、もっと楽しく買い物できそう。

新しいショッピングのかたち、いち早く体験してみたいと思います。

Young woman image via Shutterstock

(近藤世菜)

RSS情報:http://www.glitty.jp/2015/07/047459wonderfull.html