好きなもの。好きなこと。好きな人。何かひとつでも人目を気にすることなく、堂々と「好き!」といえるものがあったら最高です。

そんな自分の「好き」に出会えるホテルが、2016年2月5日(金)、東京の真ん中にオープンします。

場所は、東京都渋谷区円山町。東急百貨店・渋谷本店の向かい側。ファッションや情報の発信地である渋谷に居を構えたのは、「SHIBUYA HOTEL EN」。客室は2階から9階まであり、各階によって、まったく雰囲気の異なる空間を楽しむことができるんです。

2階

現代日本を代表するカルチャーである「漫画」をテーマにした2階フロアには、壁一面にイラストが!

よく見ると、渋谷のスクランブル交差点が舞台になっています。バイクに乗った美少女がかわいい!

3階

3階のテーマは「手ぬぐい」。廊下の天井には、桜が描かれた手ぬぐいがかかっています。かわいらしい雰囲気で、女子人気NO.1のフロアです。女子会の会場にもよさそう。

4階

4階は、明治時代末期の長屋である「あじき小路」を再現したフロア。本物の木の壁や床の洗い出しなど、細部にまでこだわった造りとなっているんです。まるで夜の京都に来たような錯覚に陥ります。

5階

壁に描かれているのは、浮世絵師・葛飾北斎の富嶽三十六景のひとつ。そう、5階は「北斎 赤富士」のフロアです。床の色合いもマッチしていて、自分が絵のひとつになったかのような不思議な感覚に。

6階

6階のテーマはなんと「能舞台」! エレベーターを降りると目の前には五色の暖簾が。

暖簾をくぐると、なにか白いものが見えてきます。

廊下を歩いて

奥に進んでいくと

こっちを見て微笑んでいる能面が! 夜に見たらびっくりしてしまいそう。

7階

京都の伏見稲荷大社にインスピレーションをうけた7階フロア。廊下には、鮮やかな朱色の「千本鳥居」が連なっています。足元には砂利が敷き詰められているスペースも。

廊下の奥には、絵馬がかかっており、7階に宿泊した人のみが書けるとのこと。実際に渋谷区の金王八幡宮にご祈祷してもらった絵馬なので、ご利益がありそうです!

8階

8階は「森羅万象」がテーマ。エレベーターを一歩でれば、緑の景色が広がります。心なしかいい香りもしていて、気分が落ち着くフロアです。いつも騒がしい渋谷にいるということを忘れてしまいそう!

9階

「和」がテーマの9階には、茶室をイメージした廊下が続きます。壁は土塗りになっていて、日本ならではの素朴さのなかにある凛とした佇まいを演出。シックな造りで高級感があります。

9階は特別フロアとなっており、部屋は3つだけという贅沢な空間使い。客室は、「古民家」「オリエンタル」「洞窟」の3タイプです。

古民家の客室は、伝統的な日本建築を感じさせる内装に。天井に使われた木材や、部屋とバスルームを仕切る引き戸は、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

9フロアのなかで、どれかひとつでも「いいな」と思ったものがあれば、それが自分が好きなもの。

その世界観にどっぷりと浸かって、思いっきり自分の「好き」を感じてみれば、きっと充実した楽しい時間をすごせるはずです。

SHIBUYA HOTEL EN(シブヤホテルエン)

住所:東京都渋谷区円山町1-1
TEL:03-5489-1010(24時間受付)

[SHIBUYA HOTEL EN]

取材・文・撮影/近藤うらら



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