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中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話 2018.10.01【Vol.224】
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中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話 2018.10.01【Vol.224】

2018-10-01 18:00
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    中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話
    2018.10.01【Vol.224】


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    ■目次
    ┣1.うさぎ的日常日記
    ┣2.女王様のご生還
    ┣3.うさぎの図書館(ネタバレ上等)
    ┣4.うさぎとそうしの英会話レッスン
    ┣5.動く中村うさぎ
    ┣6.著作一覧
    ┗7.運営事務局から一言

    ──────────────────────────────────


    ── 1.うさぎ的日常日記 ──


    2週間ぶりにこんにちはーー!

    今月は連休続きだったわね!

    みなさんはどんな連休だったかしら?

    私はいつもとまったく変わらない日常だったわ!


    そう!いつものとおり、出前三昧よ!www

    でもね、新しいお店を出前アプリで見つけたの!

    バインミーシンチャオっていう名前の、ベトナムサンドイッチのお店よ!

    https://bit.ly/2OsFj0Q


    みなさん、ベトナムサンドイッチはお好き?

    私は大好き!!!(≧∀≦)

    そもそもベトナム料理自体がめっちゃ好きなのよね~!

    東南アジア系では一番好きかも!

    タイやインドネシアよりね!


    ベトナムサンドイッチは、かつてフランス領だった名残で、フランスパンを
    使ってる。

    フランスパンに、ベトナム風の具材を挟んで食べるんだけど、これがまた美
    味しいのよねー!

    でわ、さっそく写真を!

    https://bit.ly/2IsUC49

    https://bit.ly/2Rdg8xZ


    ううーーん、相変わらず写真が下手でちっとも美味しそうじゃな
    いーーー!!!(>_<)

    ここのサンドイッチの私のオススメは、「ヌクマム漬け豚肉サンドイッチ+
    目玉焼き(オプション)」と「焼き豚肉サンドイッチ+目玉焼き(オプショ
    ン)」なの!

    ヌクマムはベトナム風魚醤。魚を発酵させたソースで、ちょっとクセがある
    から、ダメな人はダメでしょうね。

    でも、私はヌクマム大好きなの!

    ここのヌクマム漬け豚肉は、ほんと美味しかった!


    もうひとつの焼き豚肉は、甘辛風味。醤油と砂糖の味付けで、日本人にもお
    馴染みの味よ!

    オプションで目玉焼きがトッピングできるのが卵好きの私には高ポイント
    ね!

    パクチーの量も調整可能だし、チリソース抜きとかもできるの。

    辛いの苦手な私はもちろんチリソース抜きよ!


    パンは、そりゃまぁフランスパン専門店みたいにはいかないけど、どっちか
    というとふんわりタイプで食べやすかったわ!

    パリパリの香ばしいタイプも好きだけど、私、最近は年のせいで歯抜けババ
    アだからさ、硬いパンは食べられないのよwww

    年取るといろんなところにガタが来ちゃってダメねぇ(>_<)

    でも、出前アプリのおかげで、こうやって家にいながら美味しい食事ができ
    るのは望外の幸せ!

    足が悪いとひとりで外出できないから、出前に頼ってしまうのよ~~!


    ところが、そんな私に、再来週から大きな試練が降りかかるの!

    なんとマンションのエレベーター工事で、14日~24日までエレベーターが使
    えないの!!!Σ(゚д゚lll)

    うちは9階だから、階段は絶対無理!

    出前配達の人にも、階段で9階まで来いなんて、とてもじゃないけど酷で言
    えない!

    だから、その間は外出も出前も我慢しなきゃ!

    コンビニで食料買い込んで食いつなぐしかないわね(汗)

    さて、その10日間の食生活はどうなるのか!?

    またレポートいたします!

    でわでわ、みなさん、また来週!


    Facebookからのコメントはコチラから。
    https://bit.ly/2zGxVGZ

    Twitterからのコメントはコチラから。
    http://bit.ly/1hPng0F




    ── 2.女王様のご生還 ──


    「新潮45」が休刊になると聞いて、ちょっと驚いた。
    一連の騒ぎは知っていたし、例の寄稿文にはまったく賛同できなかったもの
    の、まさか掲載誌が休刊にまで追い込まれるとは思わなかったからだ。

    政治的・思想的に偏った意見を掲載するなというなら、もっと偏った雑誌や
    新聞は他にもあるでしょ?
    たしかにあの原稿は批判を浴びて当然だと思ったが、そういう意見の持ち主
    もこの世に確実に存在するのだということを世間に知らしめ、議論を喚起す
    るのも、ジャーナリズムのひとつの使命ではないかと私は思う。
    こういう言論を片っ端から封じていったら、この世にLGBTに偏見を持つ人は
    いないのだ、という錯覚を生んでしまい、それはLGBT当事者のためにもなら
    ん、という気がする。
    一部のLGBT関係者たちの中には、あの原稿でハッと目が覚めた人たちもいる
    のではないだろうか?

    LGBTもフェミニズム活動もそうだが、当事者が頑張って差別をなくそうとし
    ても、残念ながらこの世から差別が完全に消えることはない。
    その人たちが自らの偏見に気づいてくれればいいのだが、それには両者が感
    情的にならずじっくりと話し合う機会が必要だ。
    しかるに、今回のように掲載誌まで休刊に追い込むのは、「差別をなくす」
    という観点から見るとまったく逆効果な気がするのである。
    そんなの、ただの口封じだ。言論弾圧と言ってもいい。
    差別をなくすには、相手の口を封じるのではなく、むしろ相手の口を開かせ
    るべきではないか?

    私は日頃からLGBTに肩入れしている立場だが、みんなが差別から目を背け、
    そんなものまるで存在しないような顔して生きてる社会など望んでいない。
    今回のあの寄稿は、改めて「LGBTに対する根強い偏見」について、また「生
    産性とは何か?」という問題について議論する格好のチャンスであったのに、
    潰されてしまって残念だ。
    何人かの作家が「今後、新潮社とは仕事せん」と宣言したらしいが、彼ら彼
    女らは自分が「LGBTの味方」だとでも思っているのだろうか?
    だとしたら、そのやり方、逆効果じゃない?
    このままじゃ、LGBT差別と戦ってきた団体が単に「ぎゃーぎゃーうるさいか
    ら触らんとこ」みたいな地雷的存在になるのではないかと私は危惧している
    よ。
    そんな「触らぬ神に祟りなし」的な扱いをされるようになったら、水面下で
    ゲイヘイトがどんどん広がっていく気がするの。

    今回の「新潮45休刊」は、「表現規制反対」の立場から見ても、やはり喜ば
    しくない。
    たとえ間違っていようが偏見に満ちていようが、どんな人にも言論の自由は
    ある。
    「こんな差別的な文章を平気で載せる雑誌はこの世から排除すべきだ!」と
    いう考え方は、「こんな女性差別に満ちたエロ雑誌はなくなってしまえ!」
    と叫ぶ一部のフェミニストたちとなんら変わらない。
    抗議するのもいいし、「そういう本は買わない」という選択を個々がするの
    も自由であるが、「この世から排除しよう」という動きはきわめて弾圧的で
    危険だと感じるのだ。

    弾圧されていた側が力を得た時に、自らが弾圧する者になってどうするのだ。
    ゲイや女性に発言権なんか与えられなかった時代に、必死で声を上げて戦っ
    てきたのは、何のためだったのか。
    自分たち以外の声を封じるためか。
    そうじゃないでしょ?
    どんなマイノリティでも声を上げられる社会を作るためでしょ?

    「保毛尾田保毛男」騒動の時も、私は言ったと思う。
    フジテレビは即座に謝罪するのではなく、今この時代にあえてあのコントを
    取り上げた理由を明確に表明すべきだった、と。
    我々は、都合の悪いことはすぐに忘れてしまう生き物だ。
    今はLGBT活動のおかげであからさまにゲイをからかう表現は批判に晒される
    が、つい30年前まではみんながこれで笑ってたんだよ、という「我々の黒歴
    史をなかったことにするな」的スタンスから保毛尾田保毛男を取り上げたの
    であれば、逆に「フジテレビやるじゃん!」だったかもしれないのだ。

    今回も、私の意見はあの時と同じ。
    物議をかもすのを承知で掲載したのなら、謝罪や休刊なんて処置ではなく、
    そのスタンスを堂々と表明すべきではなかったか。
    それがジャーナリズムの誇りというものではないのか。
    その覚悟なくあれを放映・掲載したのなら、フジテレビも新潮社もダメ過ぎ
    るだろ。
    反省すべきは、掲載したことではなく、掲載する時の覚悟の無さだ。
    私が上司なら、次の号に杉田議員とLGBT関係者を呼んで、「生産性とは何
    か?」というテーマで討論させるね。
    そして、どちらに軍配を上げるかは、読者の判断に委ねる。
    それがジャーナリズムってもんじゃないんですかぁ?




    ── 3.うさぎの図書館(ネタバレ上等) ──


    中村うさぎさんがご多忙の為、こちらのコーナーは明日10月2日に延期配信
    とさせていただきます。




    ── 4.うさぎとそうしの英会話レッスン ──


    今号は、ママス&パパスの名曲「California Dreamin'(夢のカルフォルニ
    ア)」を題材に、英会話レッスンを進めてまいります。


    ・「うさぎとそうしの英会話レッスン」LESSON 42

    動画はコチラ(期間限定のメルマガ会員優先公開)
    https://bit.ly/2Rbke9T

    ・優先公開期間終了後はコチラでどうぞ。
    中村うさぎオフィシャルチャンネル
    http://bit.ly/2b1CJMv




    ── 5.動く中村うさぎ ──


    8月19日(日)に開催しました「第24回うさぎのメルマガオフ会」ダイジェ
    スト版を、期間限定メルマガ会員様優先で動画配信させていただきます。

    ゲストに作家の森 奈津子先生をお迎えした対談形式のイベントの様子を、
    お楽しみください。


    ・「第24回うさぎのメルマガオフ会」ダイジェスト版 3

    動画はコチラ(期間限定のメルマガ会員優先公開)
    https://bit.ly/2zGcxlb

    ・優先公開期間終了後はコチラでどうぞ。
    中村うさぎオフィシャルチャンネル
    http://bit.ly/2b1CJMv




    ── 6.著作一覧 ──


    現在、好評発売中です!

    「エッチなお仕事なぜいけないの? 売春の是非を考える本」
    出版社:中村うさぎ 発売:ポット出版プラス
    発売日:2017年9月13日
    単行本:344ページ
    http://bit.ly/2iZ0IQW

    「死を語る(PHP文庫)」
    出版社:(PHP研究所)
    発売日:2017年8月3日
    文庫本:253ページ
    http://bit.ly/2w9fGIZ

    「信じる者はダマされる うさぎとマツコの人生相談」
    出版社:(毎日新聞出版)
    発売日:2016年11月23日
    ソフトカバー:240ページ
    http://bit.ly/2f0VyAn




    ── 7.運営事務局から一言 ──


    次週、10月7日(日)は、第25回「うさぎのメルマガオフ会」が、新宿二丁
    目マニマニで開催されます。ぜひ!お越しください。

    チケットはコチラから。
    https://bit.ly/2h3SODj

    今号は「うさぎの図書館」のみが明日の延期配信となります。
    大変申し訳ありません。

    それでは、明日10月2日にお会いしましょう。




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