すべて 会員無料 246件 投稿が新しい順 再生が多い順 コメントが多い順 マイリスト登録が多い順 コメントが新しい順 再生時間が長い順 投稿が古い順 再生が少ない順 コメントが古い順 コメントが少ない順 マイリスト登録が少ない順 再生時間が短い順 会員無料 1:49 ありか、なしか! #036【MLB、ロボット審判の来季導入を提案へ】 MLBが、ついに「ロボット審判」の導入を本格的に検討し始めた。ストライクやボールの判定を巡る誤審や議論が絶えない中、最新テクノロジーが野球の常識をどう変えるのか。アナログな伝統とデジタルな革新、その狭間で揺れる球界の未来とは。 メジャーリーグベースボール(MLB)で、ロボット審判の導入が進んでいるという。具体的には、ストライクやボールの判定を行う主審、いわゆる球審の判定を、カメラによるビデオ判定に置き換えるかどうかが検討されているそうだ。 私は日本のプロ野球はあまり見ないが、MLBはほぼ毎日のように観戦している。プロ野球と違って鳴り物の応援もなく、ストレスフリーで見ることができる。時間帯的に午前中放送されることが多いが、仕事中などにつけっぱなしのこともある。ある種のBGMとしても有効だ。 日常的に試合を見るなかで、やはり誤審は少なくないと感じている。現在、アウトやセーフの判定についてはリクエスト制でビデオ判定が導入されているが、ストライクやボールの判定については、これまで主審の裁量が絶対であった。(続く) 19 0 0 2025/06/17(火) 08:00 会員無料 4:25 フカボリBiz #036【行政は黙り、企業にナメられ、私たちは損をする】 ANAが49億円もの運賃を過剰徴収。このニュースは、単なる一企業の不祥事では片付けられるものではない。 こういった企業の不祥事の裏には、「民活」という美名の下で、私たち消費者がないがしろにされる「仕組み」が隠されている。企業のやりたい放題を許し、私たちの生活を脅かす問題の本質に迫る。 ANAホールディングスに対して、国土交通省が厳重注意を行ったというニュースが報じられた。その内容は極めて深刻だ。認可された運賃の上限を超えて、なんと総額49億円もの運賃を過剰に徴収していたという。 このニュースに関連して、最近私が「怖いな」と感じていることがある。 それは、かつて厳格に管理されていたはずのインフラ系業界が、制度の歯止めが効かなくなってきているのではないかという懸念だ。 もともと運輸・交通、電気・ガス、あるいはNTTの電話料金など、公共性の高い分野では、官庁による料金認可が厳しく行われてきた。その目的は一言で言えば、事業者が「儲けすぎないようにする」ことにある。 こうした業界は、経済学でいう「自然独占」や「自然寡占」が成立しやすい構造を持つ。 例えば、航空業界。就航できる路線や空港枠には物理的な限界があり、参入できる企業数は自ずと限られる。仮にLCCが参入しても、大手2社と合わせて実質的には2.5〜3社程度の競争しか成立しない。そもそも少数でなければビジネスとして成立しにくい業種なのだ。(続く) 25 0 0 2025/06/17(火) 08:00 会員無料 6:28 ありか、なしか! #035【聖域に守られる「日本酒製造」の規制緩和】 戦後から約80年、日本酒の世界には新しい酒蔵がほとんど生まれていない。その背景には、財務省と業界が築いてきた“参入させない仕組み”がある。いまや海外でも注目されるSAKEだが、なぜ日本酒は、自由に競争できないのか? 業界の闇とも言える深層に迫る。 日本酒業界というのは、ある種の“闇”に包まれてきた。 戦後からおよそ80年、新たに酒造業へ参入した事業者はほとんど存在しない。これはなぜかというと、日本酒業界が財務省へ強く働きかけ、新規参入を事実上認めないよう制度を作ってきたからだ。財務省は酒・たばこ・塩といった旧専売品を所管しており、その影響力は大きい。 つまり、「競争にさらされると業界が崩壊しかねないから守ってくれ」という論理で、新規の酒蔵を許可しない体制が続いてきたわけだ。 私自身、クールジャパン関連の政府委員や規制改革の仕事に関わっていたことがあるが、その中で「日本酒はクールジャパンの文脈に入れるべきではない」と主張していた。その理由は、日本酒業界が長年、いわば“保護産業”として守られすぎていたからである。そんな守られた業界を、国際展開を掲げるクールジャパン戦略の中に含めるのは筋が通らないと私は考えた。 当然、この発言には業界から猛反発を受けた。(続く) 37 0 0 2025/06/10(火) 08:00 会員無料 2:45 フカボリBiz #035【時代に取り残された“新聞”の末路】 朝日新聞が土曜の夕刊を休止──。このニュースの背景には、単なるコスト削減では済まされない、新聞業界全体の“限界”が透けて見える。全国紙が未だ全国配送にこだわる非効率な構造、紙と電子版の歪な価格設定、そして読まれずに捨てられる新聞たち。果たして本当に変わるべきは“夕刊”なのか。いま新聞社が問われているのは、「紙を届け続ける意義」そのものかもしれない。 今週のフカボリは「朝日新聞が土曜日の夕刊を休止する」というニュースについて。 この問題の本質は、単に土曜の夕刊がなくなるという話に留まらず、もっと根深いところにあると思っている。 そもそも論として、もはや夕刊を各家庭に配送すること自体の意味合いが失われている。 では、なぜ多くの新聞社は夕刊を続けてきたのか。 一度構築してしまった新聞販売店を中核とする配送網を維持するため、という側面が強いからだ。販売店には配達員の方々も大勢いる。朝刊を配るために維持しているこの配送網からすれば、ついでに夕刊を配るか配らないかで、人件費などの変動費に大きな差は生まれない。 そのような経営判断から、これまで惰性で続けてきた部分が大きいのではないか。 しかし、本来であれば、夕刊のみならず、紙媒体の戸別配達というビジネスモデルそのものを見直すべき時期に来ていると思う。 特に、今すぐにでも行うべきなのは「配達エリアを限定すること」だ。(続く) 34 0 0 2025/06/10(火) 08:00 会員無料 4:05 ありか、なしか! #034【トランプ大統領、ハーバード大学の留学生比率を「27%→15%」引き下げへ!?】 アメリカの大学から、世界の「アメリカファン」が生まれる──。その流れを、自ら断ち切ろうとするリーダーがいる。トランプ前大統領が、ハーバード大学の留学生比率を「27%から15%に引き下げるべきだ」と発言した。この提言には、大学の自治や教育の自由を脅かす懸念があるだけでなく、アメリカが長年築いてきた「ソフトパワー」の源泉をも揺るがす危うさがある。現在、ハーバード大学の学生のうち、留学生が占める割合は27%であるが、これを15%程度にまで引き下げるべきだとトランプ氏が主張している、という話だ。◆トランプ大統領“ハーバード大の留学生 15%程度にするべき”https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250529/k10014819421000.html結論から言えば、これは断じて「なし」である。理由は大きく2つある。そもそもハーバード大学は私立の大学である。国立大学ではない。その大学の運営方針、特に学生の構成比率のような根幹に関わる部分に対して、政権が口を出すべきではない、ということだ。もし政権が交代するたびに「留学生の比率を上げろ」「いや下げろ」と方針を変えられていては、大学側はたまったものではない。長期的な視点に立った安定的な教育・研究環境が損なわれてしまう。そして、ハーバード大学をはじめとするアメリカのトップ大学がこれまで果たしてきた、きわめて重要な役割を根本から放棄することにつながってしまうからである。(続く) 22 0 0 2025/06/03(火) 08:00 会員無料 3:00 フカボリBiz #034【子どもにAndroidを与えてはいけない】 たかがスマートフォン、されどスマートフォン。その選択が自身の評価を左右し、ひいては我が子の一生にまで影響を及ぼすとしたら? 「こだわりを持つ人間」として見られるか、それとも「その他大勢」に埋もれるか。その境界線は、意外にもあなたのポケットやカバンの中に隠されているのかもしれない。先日、「Androidのスマートフォンを持っていると学校でいじめられる」という趣旨のツイートが話題になった。今回は、この件についてフカボリしてみたい。◆Androidだといじめられるって本当?子供にiPhoneを持たせる際の注意点も解説https://news.mynavi.jp/sim-mobile/android-hate/まず大前提として、特に日本では「iPhoneの方が優れたスマートフォンである」という認識が非常に強く根付いている。そして残念ながら、多くの側面において、その認識は事実であると言わざるを得ない。iPhoneは価格が高い分、細部に至るまで様々な配慮がなされ、丁寧に作られているからだ。その優位性を構成する要素は多岐にわたるが、何と言っても最も大きな要因は「デザイン」にある。反対に、多くのAndroidスマホはデザイン的に洗練されているとは言い難い。スマホの形状的に大きなバリエーションはない。だが、その限られた制約の中でも、iPhoneが持つ全体のバランスの良さ、ミニマルで美しい佇まいは、非常に巧みで、完成度の高いプロダクトだと感心させられる。(続く) 33 0 0 2025/06/03(火) 08:00 会員無料 2:29 ありか、なしか! #033【吉野家、ラーメンチェーンに本格参入「脱・牛丼」で売上5倍狙う】 「脱・牛丼」そして「売上高5倍」を掲げ、ラーメン市場に攻め込む吉野家。しかし、全国に個性派ラーメン店がひしめくこの日本で、チェーン展開は果たして通用するのか? こだわりと多様性の世界に、あの“早い・安い・うまい”は通じるのか。吉野家が掲げる野心的なプランに「待った」をかける。 今週取り上げるのは、吉野家がラーメンチェーン事業に本格的に乗り出すというニュース。◆吉野家、脱「牛丼頼み」でラーメン強化…売上高5倍目標「34年度には提供食数を世界一に」https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250519-OYT1T50148/「脱・牛丼頼み」、そして「売上高5倍」を目標に掲げ、将来的には「世界一の提供食数」を目指すという。かなり野心的なプランだ。 少なくとも国内に関しては、これは「なし」だと思う。 その最大の理由は、日本のラーメン市場が持つ、異様な“成熟度”にある。 現在のラーメン業界では、個人経営の専門店が非常に高いクオリティを誇っている。職人気質の店主が、長時間かけてスープをじっくりと炊き出している。 そのスープに完璧に合うように試行錯誤を重ねた麺や具材など、一店舗一店舗が独自の哲学と情熱を注ぎ込んで一杯のラーメンを作り上げている。 客側もその「こだわり」や「物語」を味わうことを楽しみにしており、そうした専門店ほど人気を博している。(続く) 33 1 0 2025/05/27(火) 08:00 会員無料 3:47 フカボリBiz #033【いっそのこと「日本独自のルール」やめてみませんか?】 自動車、医薬品、スマートフォン。日本には独自の安全基準が存在する。しかし、世界が一つの巨大なマーケットになる中、その「ガラパゴスルール」が企業の国際競争力を削ぎ、海外の安くて良い製品の流入を妨げているとしたら? 日本の未来を左右する「標準化」という名の静かなる危機に迫る。 今週は少し趣向を変えて、「これからの日本の標準化戦略」について考えてみたいと思う。「標準化」と聞いても、あまりピンとこないかもしれまない。大まかにいえば、「共通のルール」のことだ。 例えば、自動車の安全基準や、新しい医薬品を市場に出すための認可申請といった、製品やサービスの品質や安全性を保証するために行われている。 これまで、こうしたルールは各国がそれぞれの国内事情に合わせて個別に定めてきた。しかし、経済のグローバル化がこれだけ進んだ現代において、本当に国単位でバラバラの基準を設け続ける必要性がなくなりつつある。(続く) 36 0 0 2025/05/27(火) 08:00 会員無料 2:58 ありか、なしか! #032【市販薬がコンビニでも購入可能に】 コンビニで風邪薬が買える時代がついに到来する。だが、その裏では「形骸化した説明義務」や「薬剤師会の反対」、さらには「医薬分業の限界」といった根深い問題が顔をのぞかせる。世界的に見ても異常な「コンビニより多い薬局」という日本の現状は何を意味するのか? 市販薬(一般用医薬品)の販売制度が見直されることになった。医薬品医療機器法などが改正され、薬剤師らからオンラインで説明を受けるのを条件に、コンビニエンスストアでも市販薬が購入可能になる。 これは私が議長を務めていた、内閣府の規制改革推進会議でも議論してきた。積年のテーマと言えるものだ。 今回の改正法の成立にあたっても、懸念として挙げられるのが、市販薬の過剰摂取、いわゆるオーバードーズの問題だ。 しかし、オーバードーズ対策としてコンビニでの販売を制限するという議論には、全くもって納得がいかない。(続く) 37 0 0 2025/05/20(火) 08:00 会員無料 2:47 フカボリBiz #032【私たちは、不倫報道の「常識」が変わる瞬間の目撃者かもしれない】 週刊文春が報じた永野芽郁さんと田中圭さんの不倫疑惑。 当事者たちが貫いているのは、証拠写真やLINEの文面を出されても「認めない」姿勢だ。この姿勢を貫く姿から見えてくるのは、現代における報道リスクへの新たな対応策かもしれない。 そしてそれは、芸能界のリスクマネジメントを根底から変える可能性すら秘めている。 さて、今回は、あの永野芽郁さんと田中圭さんの不倫疑惑報道についてフカボリしたいと思う。 念の為に説明しておくと、大人気女優の永野芽郁さんが、既婚者である田中圭さんと不倫関係を持ったのではないかと、週刊文春がスクープを報じた。 どちらも超が付く売れっ子俳優であること、田中さんは2児の父ということもあり、大きな波紋を呼んでいる。 芸能人の不倫騒動はこれまでにも何度もあった。だが、この件に関しては“新しいカタチ”になると感じている。 これまでの芸能人の不祥事報道、特に不倫のような場合、報道が出ると事実であればすぐに認め、謝罪会見を開いたり活動自粛を発表していた。文春は段階的に報じることも多く、当初は否定をしていても、決定的な証拠が出たら白旗を挙げるパターンが多かった。それが一種の「スタンダード」とも言えた。 今回のケースでも、これまでの不倫報道と同じように、詳細な状況説明や写真、LINEのやり取りなどが報じられている。これまでのパターンであれば、早々に不倫を認め自粛に入ってもおかしくない。 特に、2人のLINEの内容が報じられたが、これまでの芸能人のケースであれば、ああいう続報が出たら否定することも諦めてとっくに認めていただろう。 しかし、今回の場合、従来の芸能人の不祥事対応とは大きく異なっている。(続く) 35 0 0 2025/05/20(火) 08:00 会員無料 4:16 ありか、なしか! #031【4倍も甘い「九州のお醤油」】 九州でお馴染みの甘口醤油。多くの人が信じる“美味しい”は、本当に素材本来の味なのか?インド料理のスパイスや四川料理の辛さとも通じる、食文化と保存技術の意外な関係に迫る! 今週のテーマは、お醤油の話。なかでも地方に多く存在する「甘い醤油」について。 特に有名なのが九州の甘口醤油だ。最近では回転すしチェーンでも置かれているため、関東の人でも目にしたことがあるかもしれない。 実は、九州ではある市に醤油メーカーが集まっており、複数の醤油蔵が共同で醤油を製造しているらしい。その際の差別化ポイントが「どのように甘みを加えるか」。 つまり、同じ醤油でも、加える甘みのバランスや種類で個性を出しているわけだ。 私の率直な感想を言わせてもらうと、正直、甘い醤油は「なし」だ。九州の皆さんには申し訳ないが、どうしてもダメなのだ。 私なりに「なぜ九州では甘い醤油が主流なのか」という仮説を持っている。(続く) 33 0 0 2025/05/13(火) 08:00 会員無料 5:39 フカボリBiz #031【『文春』栄えて、国滅ぶ】 「失われた30年」とも言われる日本経済の長期低迷。その意外な“真犯人”は、私たち日本人自身の「意地悪さ」かもしれない。 大阪大学から発表されたこの衝撃的な研究が、いま注目を集めている。 なぜ、成功者を妬み、足を引っ張る国民性が、経済の停滞を招くのか? その根深い構造と、日本社会への影響を掘り下げてみよう。「日本経済低迷の元凶は日本人の意地悪さではないか」という研究が大阪大学から発表され、注目を集めている。 たしかに、日本社会には成功者に対する嫉妬や妬みの感情が非常に強く存在している。これは他国と比較すると特に顕著な特徴だろう。 例えば、アメリカ。アメリカでは、今、不思議な現象が起きている。トランプ大統領は、言わずとしれた大富豪だ。その支持者には経済的に恵まれず、民主党政権に対して不満を持っていた層が多い。にもかかわらず、彼らは大富豪であるトランプ大統領を熱心に支持しているのだ。 日本的な感覚で考えれば、トランプ大統領のような成功者は真っ先に嫉妬などの標的となるだろう。とても選挙で直接選ばれるようなことはない。だが、アメリカではそうなっていない。 対照的に、日本では「成功している人は何か裏で悪いことをしているに違いない」という考え方が広まっている。 そして、少しでもスキャンダルめいたことがあれば、それが違法ではなかったり、憶測の範囲であっても、すぐに引きずり下ろそうとする。いわゆる「文春的なメンタリティ」が国民の中にずいぶんと浸透している。(続く) 46 0 0 2025/05/13(火) 08:00 会員無料 4:05 ありか、なしか!#030【ダウンタウン、ネットで活動再開へ】 ダウンタウンが、今夏ネット配信サービスで芸能活動を再開するというニュースが報じられた。今まさに社会が性加害に対して向き合い直しているこの時代に、なぜこのタイミングで、そして、なぜこのやり方なのか。この復活劇に漂う違和感の正体を、あらためて問いたい。「ダウンタウンがネット配信サービスで芸能活動を再開へ」というニュースが報じられた。これについて私の考えを述べたいと思うが、結論から言うと、これは完全に「なし」だ。「なし」とする理由はシンプルである。ダウンタウンの松本人志さんの問題が大きく取り上げられた後、似たような問題の構図を持つフジテレビのプロデューサーによる問題が発覚した。 それは、有力者や有名人に対し、周囲の人間が性的行為の機会があるかもしれないと認識しつつ、そういった場をセッティング(アテンド)するというもの。 そして、実際に問題が起きても、アテンドした側は「自分は知らない」と責任を回避して逃げる、という構図だ。(続く) 36 0 0 2025/05/06(火) 08:00 会員無料 6:01 フカボリBiz #030【「食べログ」に踊らされる中年、離れていく若者】 食べログの「3.5点」という評価、あなたは何を信じるだろうか? レビューの過半数が高評価でもなぜか伸び悩むスコア、新進気鋭の良店が埋もれてしまうシステム……。そして、便利なはずのネット予約が「コース縛り」ばかりなのはなぜか? 若者の利用が減り、グルメサイト王者は衰退の道を歩んでいるように見える。 若者を中心に「食べログ離れ」が加速しているようだ。 まず、食べログのスコアリングシステムには非常に不可解な点がある。例えば、食べログ上で評価が3.5点と表示されているお店でも、レビューを投稿したユーザーの過半数が4.0以上の評価をつけている場合がある。それにも関わらず、なぜか総合評価は3.5点に留まっている、というケースが少なくない。 つまり、この「3.5点のお店」というカテゴリーの中には、本当にその評価が妥当なお店と、本来であればもっと高い評価がつくべきであろうお店が混在してしまっている。 アルゴリズムの詳細は公開されていないため、この理由は定かではない。 だが、一説によれば、レビューの「票数」、つまり投稿されたレビューの総数がスコアの算出に大きく影響しているようだ。個々のレビュー評価は高くても、レビュー数が少ないお店は総合スコアが伸び悩む傾向がある、と指摘されている。 この仕組みには大きな問題点がある。特に、新しくオープンしたばかりで、非常に質が高いにも関わらず、まだレビュー数が少ない「新進気鋭の良店」のような場合。どうしても評価が低めに表示されがちで、ランキングの下の方に埋もれてしまう。 これでは、新しい素晴らしいお店を発見するためのツールとしては、機能不全と言わざるを得ない。(続く) 44 0 0 2025/05/06(火) 08:00 会員無料 1:52 ありか、なしか! #029【auがサービスを開始した「Starlink Direct」】 地震で基地局がダウンし、街じゅうが“圏外”になった瞬間。あなたのスマホが衛星から電波をつかみ、家族へ「無事だよ」と飛ばせたらどうだろう。auが始めた「Starlink Direct」は、追加料金ゼロでその未来を明日にも実現する。災害大国ニッポンの常識を塗り替えるものの、多くの人が気づいていない“命綱”の実力とは? ついに来た。auが SpaceXの衛星網Starlinkと直接つながる「Starlink Direct」のサービスを開始した。テレビCMでも放映されているので、知っている人も多いだろう。 このブロマガでは何度か取り上げてきたが、“あり”、しかも “大あり” だ。(続く) 43 0 0 2025/04/22(火) 08:00 会員無料 3:55 フカボリBiz #029【「価格スイッチ」の一撃】 「なぜ渋滞がひどくなる休日に、わざわざ“割引”を続けてきたのか?」 NEXCOがついに“聖域”だった休日割引を廃止し、本格的なロードプライシングへ舵を切る。価格を上げて混雑を減らす、単純な理屈が、これまで日本の高速道路ではなぜ機能しなかったのか。その背景と、ドライバーの週末を一変させるかもしれない新料金の行方をフカボリする。 NEXCO、つまり日本の高速道路会社が、料金体系の見直しを検討しているというニュースがあった。具体的には、これまで実施されてきた「休日割引」を廃止し、「ロードプライシング」、すなわち需要に応じて料金を変動させる仕組みの本格的な導入を検討している、という内容だ。 正直なところ、NEXCOにはまだ「お役所的」というか、旧公社時代の体質が抜けきっていないと感じる。なぜなら、これまでNEXCOが導入してきた「休日割引」は、本来の「ロードプライシング」とは似て非なる、むしろ逆行する制度であるからだ。 この休日割引の前提には、「休日は高速道路の利用者が少ないだろう」という、今となっては非常に甘い仮説があった。 たしかに、地方の高速道路に目を向ければ、休日の方がむしろ空いている路線もある。しかし、特に首都圏の主要な高速道路においては、休日のほうが平日よりもはるかに混雑することもある。 つまり、NEXCOはこれまで、ロードプライシングとは正反対のことをしていたことになる。いや、需要が集中して混雑する休日に割引を適用することで、3連休や週末の交通需要をさらに悪化させていた、と言っても過言ではないだろう。 そもそもロードプライシングの本来の目的は(続く) 45 0 0 2025/04/22(火) 08:00 会員無料 5:29 ありか、なしか! #028【外国人を平気で2〜3時間待たせる日本のイミグレ】 日本の玄関口、成田・羽田空港の入国審査が今、最悪の状態に陥っている。外国人旅行者を待ち受けるのは、2時間、3時間は当たり前の大行列……。この混乱は手荷物受取所や出迎えの現場にまで波及し、空港全体の機能を麻痺させつつある。そしてテクノロジー後進国ぶりを露呈する非効率な手続きが拍車をかける。 今回は成田空港と羽田空港のイミグレーション(入国審査)の状況について話したいと思う。結論から言うと、この状況は「なし」。それも「なしもなしもなし」といえるほどの最悪の状態になっている。 現在、外国人の入国者に対して信じられないような事態が発生している。 先週、私もアメリカから帰国したが、審査カウンターの前には長蛇の列ができている。外国人は今や2時間から3時間もの待ち時間を強いられている。 この問題の原因は主に2つある。(続く) 22 0 0 2025/04/15(火) 08:00 会員無料 7:08 フカボリBiz #028【それでも「トヨタが売れまくる」理由】 富裕層を熱狂させ、売れに売れているレクサスLM。メディアが伝える華やかなイメージとは裏腹に、オーナーが日々直面するのは「古臭い機能」「期待外れの乗り心地」、そして「驚愕の値下がり」という厳しい現実だ。一体なぜ、LMはこれほどまでにオーナーを失望させるのか? そして、トヨタをある意味で守る、“中古相場の罠”とは? 今回は、トヨタ車がなぜこれほど売れるのか、特に最近「前年比477%増」と報じられるほど売れまくっているレクサス「LM」について、実体験を交えながら深掘り解説したいと思う。◆レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/217b23896573fbdb2eb01916ba5ad1793c788b19/ まず、アルファード/ヴェルファイアのレクサス版ともいわれる『レクサスLM』が、驚異的な売れ行きを見せているというニュース記事を目にした。これについて、私の経験から正直にお話ししたいと思う。 このレクサスLM、実は発売されたのが去年の2月。私はその直後から乗っている。そして、率直に言うと、私にとっては「最低の車」だ。 58 0 0 2025/04/15(火) 08:00 会員無料 3:56 ありか、なしか! #027【大学に "誰でも進学できる時代"、「大卒って意味あるの?」】 「大卒や院卒の肩書には意味があるの?」誰もが大学へ進学できるようになった今、そんな声が聞こえてくる。「実力があれば学歴は関係ない」という風潮もある。もちろん、学歴偏重はダメだが、学歴を無視するのはもっとおかしい。 日本が陥りがちな「学歴軽視」の落とし穴と、グローバルな視点から見た“学歴の本当の意味”を取り上げてみよう。 今週のテーマは、「大卒って本当に意味があるのか? 大卒は就職で本当に有利なのか?」というテーマについてだ。◆「大卒って意味あるの?」「大卒は就職で本当に有利?」 大学に "誰でも進学できる時代"に突入 キャリア形成から考えた就活のあり方https://toyokeizai.net/articles/-/866892 特に「誰でも進学できる時代」と呼ばれる現代において、このような問いがよく聞かれるようになった。 結論から言うと、私は21世紀の今だからこそ、大卒や院卒(大学院卒)には確かな価値があると思っている。 日本の企業では、1980年代から90年代あたりにかけて、「学歴偏重はよくない」という風潮が高まった。 例えば「大学名を見ない採用をする」とか、役員の経歴を紹介するページでも「どこの大学を出たのか書かない」といった動きが広がっていったのだ。 たしかに、学歴だけですべてを判断してしまうのは問題がある。偏った採用基準は多様性を損なうかもしれない。しかしながら、そもそも大学名や学位を完全に隠してしまうのはおかしいと思う。(続く) 34 0 0 2025/04/08(火) 08:00 会員無料 3:59 フカボリBiz #027【「上場ゴール」終焉。東証改革で「100億円の壁」】 東証が、大胆な改革案を打ち出した。グロース市場に上場する企業に対し、時価総額100億円未満は上場廃止という厳格な基準を導入する検討が進んでいるのだ。「上場企業の9割が期待外れ」そんな衝撃的なデータが示す東証グロース市場の現実に、この改革は“上場ゴール”企業の淘汰を意味する。 現在、東京証券取引所(東証)が、グロース市場に対して抜本的な改革を進めようとしている。 上場維持基準の厳格化、すなわち時価総額が一定水準に満たない企業に対する市場からの退出勧告だ。 現在の基準は、上場10年経過後時価総額40億円以上というもの。ここから一転、上場後一定期間(報道では5年が目安)で時価総額100億円未満の企業を上場廃止にする案が検討されているという。 日本の東証グロース市場は、世界的に見ても「上場が容易な市場」と言われている。 実際、数十億円規模の時価総額でも上場が可能というのは低いハードルだ。これがベンチャー企業にとって資金調達の機会を生んできたと言われるが、その一方で深刻な弊害も生み出してきた。 その最たるものが、「上場ゴール」の常態化だ。本来、IPO(新規株式公開)は、事業成長を加速させるための資金調達手段である。 しかし、現実には、創業者やベンチャーキャピタルが、保有株式を高値で売却し、個人的な利益を確定させる「出口戦略」としてIPOを利用するケースが後を絶たない。 この構造は、データにも表れている。グロース市場上場企業の実に9割近くが、上場後の株価が公募価格を下回ったまま低迷している。 2004年から2020年にかけて上場した企業を見ると、45%が上場時の時価総額を下回り続け、株価が3倍以上に成長した企業はわずか18%に過ぎない。 これは投資家の信頼を損なう深刻な事態である。 今回検討されている時価総額100億円基準の導入は、こうした歪んだ市場構造にメスを入れる試みだ。(続く) 29 0 0 2025/04/08(火) 08:00 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 次へ