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小学校3年生ぐらいからでしょうか。

女の子としてファッションやおしゃれを意識し始めたころ。

自分は、顔をはじめ、体毛が人より濃くて多いな、と感じました。

腕や脚はまだ隠すことができますが、顔はどうすることもできません。

口の上などはひげのように見えていました。

「ボーボーじゃん」「おっさん?」「サルから進化中?」

などと体のムダ毛のことでも男子にからかわれ、とても傷ついたことは今でも忘れられません。

いじめというほどひどいものではありませんでしたが、女の子としての自尊心をズタズタにされたのは言うまでもありません。

こんな私も今は母親となり女の子を育てています。

あの頃、母親がしっかり味方になってくれていれば……と思わずにはいられないことも多いです。

顔のうぶ毛の濃さに悩んでいる人、子どもが顔のうぶ毛の濃さを気にしていると思うお母さんにもぜひ読んでほしいと思います。

小学生は顔剃りなんてするものじゃない


顔の産毛が原因で学校でからかわれていることを母親に勇気を出して相談したときのことです。

「お母さん、私のお顔の毛、ヒゲみたいだよ。男の子にもいろいろ言われて困るの。お父さんみたいにヒゲ剃りで剃っちゃダメなの?」

私は母親である女性が、お顔のシェービングをしていることをこのときまだ知りませんでした。

顔のヒゲを剃るのは男だけ、と思っていたのでこのように質問しました。

すると母は、

「みんなそんなもんだよ。あなただけ特別に濃いわけじゃない。成長の過程で濃くなったり薄くなったりするもんだよ。今剃ったりしたらもっと黒くて太い毛が生えてきちゃうかもしれないよ。剃るなんて考えないの!」

こう言われて話は終わってしまいました。

母以外に相談する人もいなかったので、このように言われたらもう何もいえませんでした。

マスクが手放せなくなる

小学校高学年になると、悩みはより深刻になり、口の周りを隠すためにマスクをして学校に行くことが多くなりました。

給食の時間は嫌で嫌でたまりませんでした。

さすがに食事中はマスクを外してみんなとグループになり食べなくてはならないからです。

私がマスクを外すと、みんながちゃんと目を合わせてくれません。

私自身も友達の顔が見られず下ばかり向いて食べていたのでそう思ったのかもしれませんが、給食をみんなで楽しく食べた記憶がありません。

友達も陰口をたたくように

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