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たかが外反母趾ではない......誰にも伝わらない痛みと闘ってきた私の話[体験談]
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たかが外反母趾ではない......誰にも伝わらない痛みと闘ってきた私の話[体験談]

2016-09-10 20:00

    <提供元サイトで全文を読む>

    外反母趾になる原因は、一体何なのでしょうか。

    よくヒールを履くと外反母趾になるということを聞いたことがあります。医学的なことは分かりませんが、少しでもならないようにどうすればいいか、私なりに考えてみました。

    50歳になる現在までに経験した色々なことを思い出し、同じ悩みを抱えた人のお役に立てればと思います。

    その人なりの歩き癖や子供の頃からの習慣など、考えられることをまとめてみます。

    初めて知った自分の足の形


    私の実家はそれほど裕福ではなく、子供の頃はクッションのないキャンバス地の靴をよく履いていました。

    皮膚が弱くすぐ靴擦れするので、いつも絆創膏を手放せない状態でした。

    歩くだけで靴擦れをするような子供だったので、擦れないように靴は小さめの物を常に履いていました。

    小さい靴だとあまり擦れないのでその方が痛くなかったのです。

    それを繰り返しているうちに、成長期の大事な足は窮屈な靴の中でゆがんだまま成長してしまいました。

    私のようなパターンで外反母趾になる人はそうそういらっしゃらないかもしれませんが、その頃10歳くらいだった私は友達に「智ちゃん、足曲がってる」と言われて初めて気が付いたのです。

    私は自分の足が人と違うということをその瞬間まで全く知りませんでした。

    どうして私だけこんな足…...?形の悪い足にひどく悩み始めた頃です。

    後になって、どうしてその時親がちゃんと見てくれていなかったのか、と思ったこともありましたが、両親とも働いていたので忙しくてそれどころではなかったのです。

    かわいい靴を履きたいのに

    高校生の頃には短いスカートやヒールを履くようになりました。

    当然靴選びはいつも大変でした。運動靴で全体にクッションのある物は今でも楽でよく履きますが、当時はおしゃれをしたい年齢です。

    友達と同じように並んでいる靴を選びたくても、足に合う靴がないのです。

    とりあえず幅の広い靴で入るものを探すしかなく、地味な靴を選ばざるを得ないことがよくありました。

    皆と同じように可愛らしい靴が履きたい。

    どれだけ悩んだか分かりません。

    無理して可愛いデザインの靴を履くと、どうしてもやはり外反母趾の出っ張りで、デザインそのものが変形してしまいます。

    変形したデザインの靴が、破れて履けなくなったり、サンダルの紐が切れたりして、靴選びは常に悩みの種でした。

    仕事をするようになると、ヒールを履く機会が増えますし、外反母趾の足の痛みもひどく、いつもカバンには絆創膏を入れ、靴擦れの所を我慢して歩くことは私にとって日常のことでした。

    仕事の時は女性は皆ヒールを履いていましたから、まわりに合わせて私もヒールで出勤していました。

    仕事が終わって帰る頃には外反母趾の所のズキズキした痛みと靴擦れの傷の痛みで一足歩くごとに痛みで涙が出そうになりました。

    絆創膏を貼っていても、痛みは相当ひどかったのです。

    外反母趾特有の痛み






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