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AAAカップの貧乳に悩んでいた私が「胸が小さくてよかった」と思うようになった理由[体験談]
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AAAカップの貧乳に悩んでいた私が「胸が小さくてよかった」と思うようになった理由[体験談]

2015-12-10 15:00

    小学5、6年生になると、生理が始まったり、わき毛や下の毛が生えてきたり、女の子の身体が大人の女性の身体へと変わっていきます。

    そして、それと同時期に胸もふくらんでくるものです。

    学校の女子更衣室では「生理が始まった」とか「最近胸が膨らんできた」とか、お互いの成長話に盛り上がっていました。

    しかし、なぜかわたしの胸はふくらんでくれないのです。

    お風呂に入る前に鏡で自分の胸をみても、ぺったんこ。ふくらむ気配すらありません……。

    ただ、まだ子供だったので「大人になったら胸が大きくなるもの」と当たり前のように考えていました。

    まさか10年後の胸も「小学校6年生の胸の大きさ」のままだとは、まったく思っていませんでした……。

    全財産はたいてバストアップ商品を購入 

    ところが、中学生になっても、わたしの胸は大きくなりません。

    そして、「周りの友達は胸が大きくなっていくのに、何でわたしだけ変わらないの?」と、次第に不安になってきました。

    そしてそんなとき、雑誌を読んでいると「バストアップ商品」の広告が目に入ってきました。

    「1日30分バストにつけるだけで憧れのCカップになれる!」

    そのキャッチフレーズに惹かれるものの、値段は13,000円……。

    中学生にとっては高額な商品です。

    「でもこれを買えば、Cカップになれるかもしれない!!」

    そんな風に思った中学生のわたしは、貯めていたお小遣い使い果たして購入しました。

    商品が届いた日は「これでわたしも胸が大きくなるんだぁ」と天にも昇る気持ちでした。

    さっそく「秘密のジェル」という得体の知れないジェルを胸に塗ってから、「ヌーブラ」のようなシリコンパッドを胸につけました。

    次の日も、その次の日も、そのまた次の日もーー。信じてやり続けました。

    ……しかし、いっこうに大きくなりません。

    今考えたら「そりゃそうだ」と冷静に判断できますが、当時は真剣に悩んでいたので「悩みを叶えてくれるスペシャルな商品」という風に思っていました。

    高額バストアップサプリにハマる日々……

    バストアップ商品で効果が出ないにもかかわらず、「胸を大きくしたい」という欲求をとめることができませんでした。

    そんなとき、家にあった海外のサプリメントのカタログを見ていたら、Fカップくらいの外国人美女が水着で微笑んでいるパッケージのバストアップサプリが目に留まりました。

    「飲んで3分後に胸が膨らんでくる」「ホルモンバランスを調整してバストアップ」

    そんなありえないキャッチフレーズにまた惹かれてしまいました。

    購入して飲んでみましたが……結果は惨敗。

    ここにきてやっと「サプリや器具では胸は大きくならないんだ」ということが身体で分かってきました。

    巨乳女子がもてはやされる学校生活

    中学生といえば思春期真っ盛り。そのため、男の子は女の子の身体の成長に興味津々です。

    スカートめくりをしてパンツを見ようとしたり、「〇〇が巨乳だ」なんて話をしたり……。

    好きな男の子が、胸の大きい女の子の話をニヤニヤしながらしていたときは、とても虚しい気持ちになりました。

    苦痛だった修学旅行の大浴場

    楽しいはずの修学旅行もわたしにとっては苦痛の日々でした。

    なぜなら、大浴場でハダカを見せないといけないから。

    胸の小さいわたしにとっては、これ以上の苦痛はありませんでした。

    しかし、わたし以外にもクラスに3人くらいは痩せていて胸の小さい女の子がいました。

    「〇〇ちゃんも、△△ちゃんも胸がなさそうだし、ペチャパイはわたしだけじゃない……」

    不思議なもので「仲間がいる」と思うと少しは気が楽になりました。

    しかしいざ大浴場にいくと、胸がないと思っていた〇〇ちゃんも、△△ちゃんも、なんと胸が膨らんでいるのです。

    「えっ……。あんなに細くても胸だけポッコリ膨らむんだ……」

    今まで、「わたしは体が細いから胸が小さいんだ」と思い込んでいたので、同じような体型で胸が膨らんでいる女の子がいることを知ったときはすごく驚きました。

    「やっぱり、こんなに胸が小さいのはわたしだけなんだ……」

    わたしの胸へのコンプレックスはさらに深くなってしまいました。

    胸が小さすぎて、買うブラジャーがない!

    中学生になると、さすがに「スポーツブラ」というわけにはいきません。

    まわりの友達も徐々にワイヤー入りやレース柄など「大人のブラ」に変わってきています。

    中学生ですから、行動範囲も狭いし、お金もありません。お洒落な下着屋さんにいって試着する勇気もありません。

    そこでサイズが豊富な通販カタログでブラジャーを探すことにしました。しかし「Aカップ~」もしくは「Bカップ~」しかサイズ展開がありません。

    わたしはAAAカップ。……そんなサイズあるわけありません。

    ブラジャーに厚めのパット2枚をいれていた中学生時代

    しかしありがたいことに、ブラジャーの中に入れるためのパットがカタログにたくさん掲載されていました。

    低反発素材やジェル素材、薄め、厚めなど、ひと通りそろえて購入しました。

    このころは、ブラジャーの種類によってカップの深さが違うので、余らない程度にパットを組み合わせて入れていました。

    服を着たときに、胸があるように見えるシルエットには満足していました。

    しかし、お風呂でハダカになってしまえば、昔のままの小さい胸……。

    どんどん「偽りの胸」になっていく気がして、そのギャップに少し苦しみを感じるようになっていました。

    AAAカップの貧乳に悩んでいた私が「胸が小さくてよかった」と思うようになった理由[体験談](2/2)に続きます。

    written by olive2000

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