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おでこのニキビのせいで、人生が苦痛で仕方なかった[体験談]
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おでこのニキビのせいで、人生が苦痛で仕方なかった[体験談]

2016-02-18 22:00

    ■ 画像付きの提供元サイトで全文を読む ■

    小学生の頃は綺麗な肌で人からよく褒められていました。

    それが、中学生になってから、おでこに2つ3つニキビができるようになりました。

    ニキビは大人になった証だなんていう誤解をしていたので、最初はニキビができたことがうれしかったです。

    しかし2つ3つだったニキビは徐々に増えていき、最終的にはおでこを埋め尽くすほどのニキビができるようになってしまいました。

    治ってもすぐに新しいニキビができるという繰り返しで、それはもう数え切れない程の数でした。

    ニキビ用の市販薬の塗り薬を試してみましたが、どれも効果はありません。

    ニキビに対して何の知識もない私は、とにかくニキビを隠すことしかできませんでした。

    長かった前髪をパッツンにしておでこを隠し、前髪が擦れてニキビがひどくなっても、隠さずにはいられませんでした。

    そして絶対にやってはいけない「ニキビを潰す」ということをとにかく繰り返しました。

    ニキビを潰して白い膿が出れば治るという嘘の情報に惑わされ、爪でニキビを引っ掻き回してとにかく潰しました。

    最初はニキビは大人の証拠と喜んでいましたが、ニキビが大量発生するようになってからはコンプレックスになり誰にも見られたくありませんでした。

    この頃から人の目線が気になりだしました。

    人と話している時も、相手の目線がおでこにいってしまわないか不安でしょうがなかったです。

    とにかく人に見られるのが嫌で、隠すことだけしか頭にありませんでした。

    恋愛への支障

    ニキビが治ることもなく中学を卒業し、高校へ入学しました。

    高校生の間もおでこのニキビはまったくよくなりません。それどころか潰したニキビの傷跡が残り、より一層ひどくなっているように見えました。

    前髪は相変わらずパッツンで、私服で出かけるときは常に帽子を被って隠していました。

    そんな私も高校生ともなれば恋だってします。

    しかしニキビのことが気になって、さらに自分は不細工だと思い込んでいました。

    好きな人の前では常に前髪を意識して、前髪の割れ目からニキビが見えないように細心の注意を払いました。

    また、化粧をすることを覚えて、ニキビの上からファンデーションを何度も何度も重ね塗りしました。

    多少赤みが消えて分かりにくくなりましたが、それでも近づけばニキビだらけのおでこだということはすぐに分かってしまいます。

    なんとかしてもっと上手く隠せる方法がないか……そんなことをずっと考えていました。

    そんな私にもようやく彼氏が出来ました。

    ですが、キスをするのがで仕方ありませんでした。

    なぜならば、キスをするときは顔がかなり近づくからです。

    好きな人とキスをしたいという思いはあったのですが、それ以上に好きな人にニキビを見られるのが嫌だったのです。

    出来るだけキスをするのを避け、どうしてもキスをするときは何となく暗い場所を選んでいました。

    それでもやはりニキビのことはバレてしまいます。

    相手の目線がおでこにいくのが自分でもよく分かりました。

    見られたという悲しさと、肌が汚いという恥ずかしさでいっぱいでした。

    本当はおでこにキスをされたり、おでこに手を当ててもらったりもしたかったです。

    ですがそれは私にとって到底叶わぬ夢でした。

    誰だってニキビだらけのおでこにキスをしたいとは思いませんよね。

    ニキビのある所は常に清潔にしていなくてはいけないということは理解していましたが、私はニキビを隠すことをやめられませんでした。

    話題の、ニキビによく効くという化粧水なども試しましたが、逆にひどくなってしまったこともあります。

    母に頼んでピーリングに通わせてもらったこともありましたが、やはり目に見えて良い効果というのは出ませんでした。

    そのとき私のニキビは何をしても治らないのだと愕然としました。

    肌の綺麗な友達が本当に羨ましかったです。

    私だって前髪を伸ばしてカッコよくかきあげたり、おでこを出すヘアスタイルをしたかったです。

    ですがコンプレックスの方が大きく、前髪を伸ばすことは出来ませんでした。

    そしていつからか、ニキビを治そうという考えはなくなり、上手く隠そうという考えだけが残りました。

    カミングアウト

    必死になってニキビを隠し続けた高校時代が終わり、私は大学生になりました。

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