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YNA#42 「12.人として [4:04]」(2019年11月29日)
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YNA#42 「12.人として [4:04]」(2019年11月29日)

2019-11-29 20:00
    YNA#42 「12.人として [4:04]」
     


     知りたかった最高も 知ってしまえば最低限に
     どうしたって満足は 出来ないようになってるみたいだ
     SUPER BEAVER/「ラヴソング」

    つって、ほとんどやったことのない、引用から始めてみた。
    インディーズなのにバンバンTVタイアップされるこのバンド、ちょー青臭いの。
    マジで歌詞が若い若い。
    なのに、齢46になるおっちゃんがハマって、早めに飽きた。

    まあ、そんな馴れ初めはいいとして、この歌詞にはけっこうガツーンとやられたんだよね。

    そうそう、そうなんだよ。
    自分でも思い当たるふしあってズゴーンと反省するし、他人から受けることもある。

    ──先日の話。

    番組ディレクターとして現場立ち会いという業務が増えてきたぼくだけど、他の兼ね合いでそれが叶わないこともある。

    マスクドというタレント・ライターの顔と田澤というディレクターの顔、2つ持っているからだ。

    マスクドのスケジュールが先に埋まっていて、あとから田澤ディレクションの番組が入った場合、申し訳ないけどぼくはマスクドの現場を優先させる。

    かといって、田澤Dの番組を断るわけにもいかない。
    クライアントからお金がもらえ、タレントやカメラマン、編集者に仕事を振ることができ、会社にも利益が残せるんだからね。

    じゃあどうするか?

    田澤が現場にいなくても回るようにすればいい。
    そして、完成した作品のクオリティが維持されていればいい。

    簡単なお話でしょ?

    そうできるように進めてきたつもりだった。

    その現場で「田澤がいなければならない仕事」は極力排除し、「田澤がいるとちょっと円滑になる」くらいのポジションに自分を置いていた。

    外部スタッフの方に現場を任せても大丈夫なようにし、いざそのときが来た。
     
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