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YNA#99 「パチンコパチスロの新しい未来はゲーム業界を模範とするのが良さそう!」(2021年2月5日)
YNA#99 「パチンコパチスロの新しい未来はゲーム業界を模範とするのが良さそう!」
この業界には構造的な問題があるのは周知の通り。
メーカーが儲けるために新機種をたくさん開発する──これが大本の、そして一番ネックになっている部分だよね。
いままで「メーカーが儲けに走るからホール、さらにユーザーが大きな負担を強いられている」という論調はあったけど、今回ぼくはメーカーがさらに儲けながら業界全体も盛り上がる、そんな提案をしてみたい。
あらかじめ言っておくけど、法律的な縛りは無視するよ。
「こうやったら楽しそう!」が先で、実現できるかどうかはあとから考えればいいことだからね。
ヒントとなるのは、ゲーム業界。
この前調べてみてわかったんだけど、ゲームって昔ながらのパッケージ売り切りのスタイルから一時月額料金制を取り入れ、いまはマイクロトランザクションというシステムに大きく舵を切っている。
基本プレイ無料で一部有料のコンテンツがあるっていうおなじみのアレね。
その歴史は思いのほか古くて、2003年『The Legend of Mir 2』が初めてのアイテム課金型。ただし、これはアバターの服装を替えるシステムね。
次に『メイプルストーリー』が基本料金無料、アイテム課金を導入。
それから、いわゆるガチャや、スタミナ回復やアイテム購入ができる石が登場した。石はゲーム内通貨として流通でき、1つの社会を築くことも可能になった。
あとは、追加ステージや追加シナリオを購入する仕組みなんかもあるね。
驚くのが、2011年には基本プレイ無料ゲームの売り上げが有料ゲームの売り上げを超えたってこと。
2012年の『アイドルマスター シンデレラガールズ』の売り上げが月あたり10億円になったのはけっこう話題になってた記憶がある。
これだけ成功したビジネスモデルをパチンコ・パチスロが導入しないのはあまりにももったいないと思うんだよ。
例えば、ホールが追加コンテンツを購入することにより、新しいステージや敵キャラクター、新曲が登場する。
これだけでも他店への差がつけられるし、売りになるでしょ。
昔、『CR AKB48』が月に1曲ずつ増やしていくことで新鮮さを出していたよね。はっきり言って、ぼくはあれが楽しみでけっこう長期間稼働したよ。
でも、AKBは全国共通だったんだよね。
A店なら追加された深海のステージが楽しめ、B店の追加は露出度の高い服を着た魔忍が使える、とかなっていくと、全国どこいってもおんなじ機種ばっかっていう現代の欠点をカバーできるでしょ。
でもって、追加コンテンツの販売も工夫するんよ。
まずは、ホールを相手にしたガチャを実施。
【仮に5000台販売した機種とする】
SSR:振袖姿のレム 10体
SSR:水着のラム 10体
SR:眼鏡っ子ベアトリス 100体
SR:オーバーオールのエキドナ 100体
R:パジャマのフレデリカ 280体
N:エプロン姿のオットー 4500体
みたいな。
もちろん同じホールの中でもバラエティ感を出すことができて、SSRの台を打ちたいがために客が殺到する未来があるかもしれない。
てか、その可能性はけっこう高いと思うんよ。
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