5月14日から17日かけて、飯島勲内閣官房参与が突如、平壌を訪問したのだ。空港では北朝鮮外務省の金哲虎(キムチョルホ)副局長に出迎えられ、15日には金正恩第1書記の側近である朝鮮労働党の金永日(キムヨンイル)書記と会談。さらに、16日には北朝鮮のナンバー2とされる大物、金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長との会談をこなし、北京を経由して18日に帰国した。
事前に、スケジュールは明らかにされず、「六か国協議を無視した単独行動」の批判も噴出した今回の訪朝。なぜ、このタイミングで実現したのか?ジャーナリストの須田慎一郎氏は次のように推察する。