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「試合前に決めていた“パフォーマンス”で特に意味はない」
1月16日、サッカーアジア杯1次リーグD組イラク戦で、決勝のPK弾を決めた本田圭佑(ACミラン)は、記者の質問をそう軽く受け流した。本田が披露したパフォーマンスとは、右手をこめかみに持っていく“敬礼”ポーズのこと。ゴールパフォーマンスとしてはあまり見慣れない光景だったので、誰に向けたメッセージだったのか……? 穿った見方をするサッカーファンも多かったのではないか。それもそのはず、この2日前の14日、日本代表のハビエル・アギーレ監督が、かねてから燻っていたスペインリーグの八百長疑惑に関与していたとする告発状が、同国のバレンシア裁判所に正式に受理されたと現地メディアが一斉に報じたからだ。しかも、いただけなかったのが、この翌日に開かれたアギーレ監督の「釈明会見」。実に100人以上の国内外メディアが詰めかけたのだが、肝心の告発受理についての質問は一切“NG”……。納得のいかない記者が繰り返し質問をぶつけても、仏頂面で「サッカーの話しかしない」と突き放すのみだった。かつてないほど異様な空気に包まれたこの会見、果たして、海外メディアの記者たちにはどう映ったのか? 会見場でアギーレ監督に食い下がっていたAP通信のジョン・パイ記者が話す。
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