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[S] 『下向き』は10倍危険!!!! 〜「横断死亡96%が『下向き』」を読み解く〜
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[S] 『下向き』は10倍危険!!!! 〜「横断死亡96%が『下向き』」を読み解く〜

2016-09-21 13:00

     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。 

     ハイビーム使用を…横断死亡96%が「下向き」(読売新聞) 
    歩行者が夜間に道路を横断中、車にはねられた昨年1年間の全国の死亡事故625件のうち、96%の車のライトがロービームだったことが警察庁の調査でわかった。
    という記事がヤフートップなのですが、速攻で「そんなん96%の車がロービームかもしれんやん」というツッコミが飛びまくっています。

     もし、普段96%の人がロービームで運転していて、ハイビームにしている人が4%しかいなければ、横断死亡を起こす確率は一緒でも、「横断死亡96%が『下向き』」になってしまいます。

     したがって、普段どのくらいの人がロービーム運転しているかが極めて重要になります。

     ということでググってみました。すぐにこんなのが見つかりました。

     8割以上が法律違反!? ヘッドライトはハイビームが基本のワケ 
     2007年に茨城県警が「ヘッドライトの点灯方法」を調査したところ、約86%が「ライトはロービーム(下向き)で走行」と回答したという。 
     10年くらい前のデータではありますが、ハイビームは10%以上いそうですから、やはりハイビームの人の方が横断死亡事故を起こす可能性は低いようです。

     どのくらいかを計算しておくと、

     横断死亡625件のうち、ロービームは597件、ハイビームは9件(他に補助灯・無灯火がある)ということで、それぞれの割合は 95.5% と 1.44%。
     普段ロービームで運転する人は 86%、ハイビームは 14% とすると、ロービームの人が事故を起こす割合がハイビームの人が事故を起こす割合の何倍かが計算できて、

     (95.5% ÷ 86%) ÷ (1.44% ÷ 14%) = 10.8

     10倍以上となります。厳密には補助灯・無灯火で走っている人もいるのでこの倍率は低くなります。このデータに基づけば、だいたい10倍程度と考えればよいでしょう。

     ロービームは10倍危険です! こまめにハイビームにしましょう!

    (追記:特に、普段都会を中心に運転していてハイビームにする場面が全然ないと、遠出した時とかに忘れがちです)


    《ワンポイントミライ》(

    ミライ: ところで、自動車メーカはこの辺を自動化するスマートヘッドライトを開発しましたね(注:すいません、最初開発中と書きましたが、もう実用化されてました。たとえばこの記事)。

    フツクロウ: ホウじゃな。

    ミライ: もし、それが普及して、みんながハイビーム状態になったとしたら、どのくらい事故が減るか計算してみたんです。劇的に減ります! そりゃ「交通安全運動の重点項目としてハイビーム使用を呼びかける」のは当然って感じです。

    フツクロウ: ホホウ!?
     
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