今日は木曜日ですが、昨日通常運転だったので、気楽に始める記事{S]です。

 最近こんな記事を見かけました。

 【子供の貧困】安倍首相のメッセージに批判殺到 現場で支援する人たちはどう思った?

 「子供の未来応援基金」によせられた安倍首相のメッセージがまるで他人事という指摘です。
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 でもこれ、現実はそうですよね?

 景気対策だってなんだって、現実、中央政府(と中央銀行)にできることってどんどん減ってます。

 戦後から高度成長期のときは過渡期でよくわからななかったけど、社会は安定すると地域地域はその地域である程度回ってないと、回らないのです。町中全員でバナナ作って外に売って、そのお金であらゆる生活に必要なものを外から買うというのは成り立たないのです。極端な例と思うかもしれませんが、地方税払ってれば家の前の道はいつもきれいで当然というのと、ほぼおんなじ話です。家事を全て外注するなんてのが普通にならないのと同じ話です。

 つまり、地域でお互い助け合わないと社会は成り立ちません。

 ある意味安倍首相はそういう当たり前のことを言っているのですが、昭和をひきづっている私たちは、その安倍首相の言葉を「政府はやるべきことをやってない!!!」と感じてしまいます。

 だからこそ、効果なんてない経済政策をやり続けて取り繕っていますが、当然効果は出ません。

 ですから安倍首相のこの言葉は今の社会を捉えていると思います。

 しかし、安倍首相がこれを言うメリットはわかりません。いえば、当然ひどく批判を浴びます。いったいどうしてこのような発言をしようと判断したのかまるで想像ができません。

 でも、実はいつかこうやって白旗をあげなければならなかったのであり、こういうひっそりとしたところから、その一歩を踏み出したというのは、思った以上に政府はお手上げ状態であり、一方で地域の互助活動が政府は一銭もお金を出してないのに高い効果をあげていることを素直に認めたと考えられます。

 未来から見ると、中央政府と国民との関係が変わり始めた日になるのかもしれません。

 



《ワンポイントミライ》(

ミライ: ついにこの日がやってこようとは。

フツクロウ: ホウじゃの。

ミライ: 昭和のなにもかも政府が世の中を引っ張っていた時代はとうに過ぎてましたしね。

フツクロウ: 昭和から抜けられない平成。