2016年 「未来の普通」 ランキング! (その9)〜第4位「エネルギーがただみたいになる」〜 のつづきです。
ミライ: 今回は「未来の普通」 ランキング! (その10)! いよいよベスト3に差し掛かりました。今回は第3位! その第3位は、
『努力』はオワコン、『やり抜く技術』に
です。5月19日から13回にわたって送った
「努力」はオワコン、代わりに「やり抜く技術」を学ぶ社会に(その1)
シリーズからです。
フツクロウ: 2016年は「努力」についてずいぶん議論があった年じゃったのお。
ミライ: ですね。「努力しても必ず報われるわけではない」という現実とどう向き合うべきか、繰り返し議論されてきましたが、かなりわかってきました。
フツクロウ: ホウじゃ。従来のような闇雲な精神論、根性でやりぬく、といった考え方はすっかり古臭くなってきておるの。
ミライ: そのことが、ブラック企業の横行の現状について、問題提起のきっかけにもなってますよね。
フツクロウ: ただ残業していれば会社が儲かるという時代でもなくなったからの。
ミライ: でも、「努力」が無駄というわけではなかったんですよね。
フツクロウ: ホウじゃ。「努力」というと紛らわしいから、「やり抜く」ということがどういうことかを詳しく分析すると、そのほとんどはテクニックであり、それらを尽くした最後に、「踏ん張る力」でものごとを成し遂げていけるんじゃな。
ミライ: (その12) でこんな風に書かれていました。
他の5つの力を駆使しながら、つまりだめなときの落としどころを確保しながら、安心して邁進する、プロフェッショナルなチャレンジなのです。例えていうなら、装備ばっちり整えて、ハーケン打って、ザイルを命綱にして山を登るようなものです。
フツクロウ: ただ闇雲に登るのではなく、がっちり装備を固めてから、最後は「踏ん張る力」で登り切るんじゃな。「踏ん張る力」がいらないものであれば、それは割と誰でも登れるということですでに多くの人が達成しているはずで、その結果は月並みとなってしまう。
ミライ: そうなんですよね。なかなか人にできないことをしようと思ったら、最後は「踏ん張る力」が不可欠と。
一方で、装備は「踏ん張る力」を浪費しないためにも大切ですよね。その5つの力とは、
「解けそうな問題を選ぶ力」
「諦める力」
「スモールステップ法」
「毎日続ける力」
「熱狂的な集中力」
でした。