こういうのは一つの市の消防局にとどまらず、全国規模でがんがんお知らせすればいいと思います。

 救急隊員の食事は...「お願い」が波紋?
 
 忙しい救急隊員がその合間に病院の売店で食事を買うことに、イチャモンつける人がいるというので、お知らせを貼ったという話。

 忙しいから制服で買わざるをえないのでしょう。休憩すべき格好になって食事をして、十分な息をつく、なんて休憩を取る時間がないのでしょう。

 なんて想像もできずにクレームを入れる人は、私がブログをしている経験によると、だいたい1万人に一人くらいいます。

 でもこうやって公式にお知らせしてくれれば、今度はそれが普通だよね?常識だよね?と思うその他大勢が抑止力として働き出せます。今までそのお知らせがなければ、制服で食事を買うの是非は水掛け論にひきづりこまれてしまいますが、元組織が堂々とそうするといえば、その他大勢が、大勢で加勢することができます。

 以前鉄道の運転手が水分補給することについての是非が問題になったこともありますが、摂らなくて運転中に熱中症で病院に搬送されるような事態もあるわけで、当然水分補給はしなければなりません。それだって、公式にガンガンお知らせしてくれれば良いです。

 それでももしこういうのにクレームする人がいるとします。

 でも、組織の方は「正当な理由があって認めています」と返せます。

 それで納得できなければ、ネットで大騒ぎするかもしれません。

 でも、そしたら今度はその他大勢が「お前が非常識だ」と諌められます。

 昔と違って今の問題はネットで炎上することですが、救急隊員の買い物のような問題は、公式の見解がないから水掛け論で炎上するだけであり、あらかじめそういうもんですときちんと理由と共に公式に発表しておけば、1万人に一人の大騒ぎなどすぐに封じ込めることができます。

 炎天下の中、道路上で交通整理する人たちなんかも当然水分補給が必要です。それもどんどん広報しましょう。

 それを繰り返せば、やがてそれらは常識として定着することでしょう。

 ちなみにこれらのことは、昔であればとやかく言われることはなかったでしょう。「24時間働けますか」なんて言ってたバブル経済の後遺症と、最近のSNSの発達が重なった一過性の異常事態です。

 地道に潰していけばそのうちおさまるのです。
 
《ワンポイントミライ》(

ミライ: 実はこの問題は昔からありますよね。「このトイレは従業員も使用します」の張り紙。

フツクロウ: ホッホ、あるの確かに。