ミラフツで提案したこともある「各都道府県から少なくとも1人は参議院議員を選出」が具体的に要望として出始めてるんですね。

 参院選挙制度改革 知事会代表が合区解消を要望 | NHKニュース   
7日、全国知事会を代表して、去年の参議院選挙で「合区」の対象になった徳島県の飯泉知事が出席し、「都道府県ごとの意思が国政に届かなくなるおそれがある」として、「合区」を早急に解消するとともに、各都道府県から少なくとも1人は参議院議員を選出できるように、憲法や関連する法律の改正を急ぐよう要望しました。
 日本国憲法でどっぷり育っている私たちとしては、1票の格差が開いてしまう「各都道府県から少なくとも1人」なんて、地方の議員が議席に恋々としているだけだと思う人が多いと思います。

 でも、各都道府県から少なくとも1人」にも意味があることは、5年ほど前に話しています。

 なんで格差あんの? 一票の格差がすくい取ろうとしているもの
 つまり、日本には、人が大勢住むところがある一方で、全国民の豊かな生活や暮らしを下支えするそれ以外の広大な土地、海があり、それを守りかつ生かすために、自然に人は散らばり生活しています。その結果、人口比にして17000倍にもひらく市区町村という構造が出来上がります。

 日本という国を守るには、私たち国民も守らなくてはいけませんが、私たちの住む国土も守らなくてはいけません。人がたくさん住んでいるところもあればほとんど住んでいないところもありますが、人があまり住んでいない土地もきちんと守っていかなければなりません。

 まさに今九州で甚大な自然災害が起きています。原因の一つに次の点が挙げられています。

 「また同じ所がやられた」憤りの声も 九州豪雨氾濫、5年前と類似 流倒木が川せき止め(西日本新聞) - Yahoo!ニュース  
 村の86%を山林が占める東峰村でも、なぎ倒されたスギが集落などに押し寄せた。針葉樹のスギは根の張り方が広葉樹より浅く保水力が低いとされ、大雨が降るとスギは山の表層ごと崩落する。「国策に従いスギの植林を進めたが…。林業の衰退とともに手入れが行き届かなくなったのも原因では」。渋谷博昭村長は疲れた表情で語った。
 私はこれ災害が起こった日、テレビを見ていて感じてました。山のスギが雑草のように生えているのです。

 もちろんきちんとスギが手入れされていれば被害が0だったわけではないでしょう。でも今のままでいいわけでもありません。山をどう維持していくのがいいのか、真正面から取り組まなければなりません。

 離島だっていい加減にほっとけば、外国が奪おうとします。私たちは私たち自身だけでなく国土も守らなくてはいけないのです。

 そのためには、国会議員についても、単純に一人一票という考え方以外の考え方も検討する時代になっているのです。そのための二議会制です。いまのままだと「なんで二ついるの??」って思うことよくありませんか? たとえばアメリカの上院は各州から2人ずつです。そういうやり方だって立派に成立するのです。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 5年前の話がついに話題になるようになりましたね! 「未来の普通」1ポイント!

フツクロウ: ホッホ。