「産後うつ」が行政にも医療現場にも見過ごされてきた理由 - エキサイトニュース(1/7)  @ExciteJapanさんから

 出産より、実は子育ての方がはるかに大変なのに、出産した途端にほぼ行政から切り離され、特にメンタル面のケアがまったくできていないことを告発する記事です。

 そう日本はものは豊かになったけど、心は貧しい国です。ものに目を向けるあまり、心をおざなりにしてきてしまったのです。「産後うつ」が見過ごされてきたもの、その典型的な例と言えるでしょう。

 それは悲しいことではありますが、かつて日本はものがまったくない時代を経験し、そこからものを豊かにするために邁進しました。

 「日本は心の貧しい国」と多くの人で共有できれば、私たちはみな心を豊かにするためにガムシャラになれます。「日本は心の貧しい国」です。

 しかし、そんなことは実はみんな薄々気づいているのですが、それが活発な活動に結びつきません。

 なぜなら、日本人はまだそれを「経済活動」に直結しかねているからです。

 今までお金で売り買いするものは「もの」でした。ものが貧しかった頃は、いっぱい働いてものを作って、金を稼いで、それで自分に足りないものを買う、それを全国民でぐるぐる回して活発に「経済活動」をしてきました。

 しかし、その後、いろんなやり方で、むりやりものの需要を起こしてものを売りつけたり、お金でお金を増やすやりかたが横行して、お金はすっかり「悪者」になりました。ものを売ってお金を得ることは悪いことになってしまったのです。

 でも、本当は、それは「お金」が悪いものだからではありません。人々は欲しくもないものを売りつけられることにうんざりしているだけです。

 今でも、私たちは、すばらしいサービスや活動やものには喜んでお金を払います。クラウドファンディングもその例でしょう。

 私たちは、身の回りの商品をそういうもので埋め尽くせばいいのです。そうすれば、私たちはお金でサービスやものを売ったり買ったりすることを「悪いこと」と思わなくてすむようになります。

 そうなれば、また私たちは活発に「経済活動」をすることになるでしょう。「経済活動」とは本来私たちの生き様そのものです。なのに「経済活動」はいわば「悪いこと」にしてしまったのです。

 今私たちは、生き様である「経済活動」を再び「悪いこと」ではない「普通」のことに戻す局面にいるのです。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: まあ「お金は悪いもの」となってしまっている時点で、「心は貧しい」って言ってるようなもんですよね〜。

フツクロウ: ホッホ。手厳しいの。

ミライ: だって、わたしたちみんな生きるために仕方なく「働く=金稼ぐ=悪いこと」をしているって話になっちゃうじゃないですか。景気がよくなるわけがない笑