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ゼロから学ぶロングテール(その6)〜昔からあった究極のロングテール〜
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ゼロから学ぶロングテール(その6)〜昔からあった究極のロングテール〜

2014-02-13 01:15

    (前回まで: ニコニコ動画の再生数を例に、人々の欲求の広がりをグラフにしたフツクロウ。さらに、究極のロングテールがあるという)

    フツクロウ: ホじゃ。次回は人々の欲望に応える究極のロングテールを見せようぞ。

    ミライ: 究極のロングテール……アマゾンですか?

    フツクロウ: ホッホッホッ。アマゾンなぞ、所詮新参者。究極のロングテールはずっと昔からあったんじゃ。

    ミライ: ずっと昔から? アマゾンが最初のロングテールじゃなかったんですか??

    フツクロウ: ホウじゃ、その究極のロングテールとはの……。

    ミライ: なんですか? 水曜日ですけど、[S]とかしないで、早く教えてください。昨日もお休みでしたし!

    フツクロウ: ホッホ。では、お待ちかねのグラフじゃ。
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    ミライ: おお、見事な右下がりですね。なんのグラフですか?

    フツクロウ: これは、日本中の企業を従業員数の多い順に並べて従業員数をグラフにしたものじゃ。グラフの青い線の部分は従業員が1000人以上の企業で、企業データ情報局というサイトの企業リストを用いて、赤い線の部分は従業員が1000人以下の企業で、企業統計局の平成18年(2006年)事業所・企業統計調査の統計値を用いて描いたぞ。
     非上場企業などが漏れて青い線の部分は若干少なめなのか、つなぎ目でちょっと線がとぎれておるが、傾向はわかるはずじゃ。
     企業リストが2006年のものしか見つからなかったので2006年のデータを用いておるが、統計の方は経済センサスという名前でその後2009, 2012年にも行われておる。

    ミライ: ニコニコ動画の再生数みたいに、右端がすとんと落ちてないですね。

    フツクロウ: ホウじゃ。じゃから、ニコニコ動画で規模別の再生数合計をやったように、これについても従業員の規模別従業員合計というのを考えてみる。

    ミライ: ふむふむ。

    フツクロウ: ニコニコ動画の場合とちがって全ての企業のデータがある訳ではないので、グラフの曲線から推定していくことになるんじゃが、というのはさておき、これがそのグラフじゃ。
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    ミライ: えーと、どう読めばいいんでしょう。ニコニコ動画の時は棒グラフでした。

    フツクロウ: ホウじゃな。あのグラフの間隔をどんどん狭くしたものじゃ。たとえば10のところは従業員が10人と11人の会社の全従業員数、20のところは20人から22人、100のところは100人から110人の会社の合計が示してあるという風に考えていけば良いじゃろう。

    ミライ: なるほど。1000のとこが変くないですか?

    フツクロウ: じゃな。二つのグラフをくっつけとるからちょっと飛んどるの。それでも、横軸にべたっとくっついてないという傾向は分かるじゃろ。

    ミライ: はい。あっ! 1人の方も0になってないですね。

    フツクロウ: その通りじゃ。ニコニコ動画の方は、
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