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浅田真央選手が証明した『時代は共感』
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浅田真央選手が証明した『時代は共感』

2014-02-25 00:15

     長かったような短かったようなソチオリンピックも終わりました。

     今回終わってみれば、メダルは長野を除いて最多と大健闘の上に、みんなを一番感動させたのはメダルが取れなかった浅田真央選手。

     今回成績がふるわなかった人に対する批判が話題になり、先週

     [S馬]「国費を使っている以上〜」  

    でも取りあげて国としては、「オリンピックは参加するだけで元が取れる」と書きました。

     国としてはそれだけで元が取れていますが、それ以上私たちが期待すべきものはなんでしょう。

     それを今回の浅田真央選手が見せてくれました。選手が「全力を出し切れる」こと。

     上村愛子選手は悲願のメダルはなりませんでしたが、全力で攻める胸のすくような滑りで、滑り終わった後結果を見ることなく、涙を見せていました。メダルには届かなかったものの、決勝6人で最速のタイムをたたき出しました。自分でも納得のいく滑りだったようです。

     スノーボードの女子パラレル大回転の竹内智香選手は、そのままでは負けるとかかんに攻め、結果転倒しましたが、そのチャレンジは清々しいものでした。

     オリンピックのような極限の場で、選手達は様々なプレッシャーを受け、全力を出し切ることは容易なことではありません。応援する側として私たちの願いはオリンピックという大舞台で選手が全力を出し切れることではないでしょうか。

     結果が一番響くのは選手本人です。世界中のトッププレイヤー同士で戦うのですから、全員が納得の行く結果が出ることはありません。思った結果が出なくて一番悔しいのは本人以外誰でもありません。私たちはそんな選手に寄り添って一緒に一喜一憂したいのであって、メダルが取れるかとかメダルの色が何色かということに本人を超えてまでこだわりたいわけではありません。

     世界にだって、そんな人に溢れています。浅田真央選手の演技に共感した人は世界にも大勢います。葛西紀明選手の銀メダルも世界で讃えられています。

     金メダルは一つしかありませんが、選手全員が全力を出し切ることは不可能ではありません。選手全員が全力を出し切る中で競われる競技は、結果がどうなろうと間違いなく心に響くものになるでしょう。
     それはとても困難なことではあるかもしれませんが、私たち日本人も他国の人々もみんなでそれを望めば、より近くになるのではないでしょうか。

     選手もそれを力にしています。これ、放送自身も見ましたが大変印象的な言葉でした。

    浅田真央 「このジャンプは、あの人のために、このジャンプは、あの人のためにって」 「今まで支えてくれた人達、一人ひとりへの感謝のジャンプだった」 「ジャンプ、一つ一つを、誰かのために跳ぼうって思えたんです、今回初めて」 #nhk #ソチ五輪

    ― tweet Ƹ̵̡Ӝ̵̨̄Ʒ meme (@natsume_yuuki) 2014, 2月 24

     全力を出せた選手がよりメダルに近いことは当たり前です。もちろんそれでも取れたり取れなかったりするでしょうが、今回も結果としてこんなにメダルも取れてました。支援する側は結果ではなくそこに意識を向けるのがいいのではないでしょうか。

     というような青臭いことをいうと困るかもしれない関係勢力が二つほど思いつきます。マスコミとスポーツ組織です。

     たとえば、マスコミ。メダルに絡まなければ、視聴率が取れないかもしれませんから、 
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