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「いいものを一生」は本当に死んだのか、あるいはビジネスチャンスか(その1)
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「いいものを一生」は本当に死んだのか、あるいはビジネスチャンスか(その1)

2014-02-25 23:45

     先日ちきりんさんのこんなツイートをきっかけに、いろんな意見が交わされていました。

    それと、「いいものを一生使う」という概念はもう終わりだと思う。安いものをどんどん買い替えていく、という消費スタイルのほうが、体型はもちろん、住む家、働く会社や場所など、いろいろ条件の変わる時代には合理的。

    ― ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 2月 24
     たとえば家を買ってローンや場所に縛られるよりそのときの事情やライフステージに合わせて引っ越すのがいいといった例が上げられています。

     そして、けんすうさんは、モノだけでなく知識や能力ですら一生ものではないのではないかというツイートをされました。

    最近は、知識や能力ですら一生もの、というのは難しくなっている気がしてたり。常に学習して変化についていける能力だけが重要なのかも・・・。 RT @InsideCHIKIRIN それと、「いいものを一生使う」という概念はもう終わりだと思う...

    ― けんすう / nanapi (@kensuu) 2014, 2月 24

     なるほど、変化の激しい世界ですから、モノも知識・能力も一生もんになんてならないかもしれません。

     どちらも一理あると思います。私は博士号を取ったあとの16年間、アメリカで仕事を4つ、住んだ土地2つ、日本では兼業ばりばりで正確に数えるのは難しいのですが、仕事は5、6個、以前東京今は広島県福山市ですから、変化の量は人並み以上です。ある意味、どの仕事も「一生もの」とは思わずに変え続けているのですから、彼らの主張を実践しまくっている人生です。

     でも、「『いいものを一生使う』という概念はもう終わり」という一文には、「へ?むしろ始まりじゃん?」と思ったのです。

     中華鍋理論

     うちでは、一時期西友の500円くらいのテフロン加工のうすいフライパンを使っていました。結婚前は中華鍋派でしたが、結婚後料理を主にするのは妻で、重いのがしんどいということで、軽い鍋中心になったのです。

     けれど、今では、すっかり鉄派です。テフロンのフライパンはないし、中華鍋、鉄のフライパン、鉄鍋、スキレット、さらにいくつかマイナーな鋳物もあります。妻の宗派替えっぷりには、気持ち良ささえあります。

     私自身、その過程を通して、いかに中華鍋が快感かテフロン加工のうすいフライパンが不快かをがっちり経験することができました。
     
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