最近生のりをいただくようになりました。福山ではのりが獲れるのです。冷凍で頂いてます。新鮮な生のりは、焼きのりや佃煮とはぜんぜん違う世界で大変おいしいのですが、スーパーとかではあんまり流通してません。
どうして洗わずに冷凍するのか詳しくは知りませんが、味が落ちるとか、とても手間がかかるとか理由があるのだと思います。そのため一般にもあまり流通しないのでしょう。
たまにゴミが入っているかもしれないというような商品は、今の時代、残念ながら普通の商品にはなれません。断り書き書いたとしても、苦情が入り続けていくことはできません。
どのお酒かは忘れましたが、いままでかんばって生酒を出していたがトラブルが多いのでもうやめますというお話を最近ネットでみました。生酒は発酵が進むので管理が悪いと破裂したりします。
どんなにそのような問題点を丁寧に説明していても、その商品がギフトとして他人に渡る可能性があります。生酒なんてそのような状況が容易に想像できます。そして、そこで管理が悪く割れることもあるでしょう。
ほしいという人はたくさんいるのだけど、製造側としては続けていけないと判断せざるをえないでしょう。
世の中にはこんな風に消費者側がリスクをとれば手に入るものがいっぱいあります。
こういうのをなんとか流通させられないものでしょうか。
その一つの手段として「地域支援型農業(CSA)」みたいな方法があると思います。会員制にしてその会員に配布する。前払い決済のことが多く、その分農家も安心して取り組むことができます。
そのような仕組みであれば、受け取る人にあらかじめしっかりリスクを説明しておくことができます。そもそも不作だとお金を払っているのにもらえないこともあるモデルですから、会員はリスクを取ることはがっつり認識しています。
さて、しかし、それでも一つ問題が残ります。再配布の問題です。
これについては、「非売品:会員専用/この商品は取り扱いに十分注意する必要があります」という感じのラベルをでかでかと貼るのはいかがでしょう。