画像:レーザー照射時のすばる望遠鏡ドーム  提供:国立天文台
(レーザーで大気上層に人工ガイド星を作り、大気揺らぎを計測し、星の像のゆらぎを抑える)


6月9日(日)に国立天文台講演会の模様を中継致します。

テーマ: 宇宙最大の爆発を追う ― 超新星、ガンマ線バーストと元素合成
  主催: 自然科学研究機構 国立天文台


画像:かに星雲 M1  提供 国立天文台

超新星は、重い星が一生の最期に起こす大爆発です。このとき放出される莫大なエネルギーは、銀河の形成と進化に大きな影響を与え、生み出された新た な元素は、多様な物質世界をつくり上げてきました。ところがこの超新星爆発そのものについては、まだ多くの謎が残されています。さらに、強いガンマ線が突 発的に放たれる「ガンマ線バースト」現象にも、超新星が深く関わっていることがわかってきました。

すばる望遠鏡はさまざまな視点から、超新星の爆発のしくみやガンマ線バーストの起源に迫る観測を行ってきました。また、超新星などが原動力となって 進んできた、宇宙の物質進化の秘密も解き明かそうとしています。これまでにどんな驚くべき事実が明らかになってきたのか、今後のすばる望遠鏡や次世代超大 型望遠鏡TMTの課題は何か、天文学研究の最前線にご案内します。


プログラム
13:00 – 13:10 開会あいさつ、講演者紹介
13:10 – 14:00 講演「超新星の謎に迫る」 田中雅臣(国立天文台 理論研究部)
14:00 – 15:00 講演「宇宙最大の大爆発、ガンマ線バースト」 橋本哲也(国立天文台 TMT推進室)
15:00 – 16:00 講演「元素組成が物語る太古の超新星」青木和光(国立天文台 TMT推進室)



講演会の詳細は、国立天文台講演会案内ページをご参照ください。
http://www.nao.ac.jp/news/notice/2013/20130609-naoj-lecture.html