岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/01/31

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、岡田斗司夫ニコ生ゼミ1月8日配信「『真田丸ロスに応える戦国オタ話』ゲスト:房野史典」の内容をご紹介します。
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岡田斗司夫ニコ生ゼミ1月8日配信の内容一覧

『真田丸』は最近のオタク男子向けのハーレム大河ドラマ

岡田:『真田丸』って、考えてみたら、いわゆる最近のオタク男子向けのストーリーなんですよ。いわゆる冴えない「俺」が、優柔不断なままで次々といろんな美少女に惚れられる。ハーレム展開というんですけどね。

房野:そうなんです。むちゃモテてますもんね。

岡田:ハーレム展開で、大河ドラマを作るというですね、ものすごい現代的な実験をやってくれてるわけです。

房野:それ、わかるわ。

岡田:だから、すごくわかりやすいんです。いろんな女の子に惚れられて、例えば、呂宋助左衛門に秀次の娘を預けるとか、そういうことをやることによって、ちゃんと主人公の魅力を描いている。
 なぜかというと、最終回のちょっと前まで、信繁は武功を立てられないから、男の子人気を出せないじゃないですか。だから「なんかわからへんけど、優柔不断で優しかったらモテんねんで」っていう。あはは。なんじゃこれ、『らきすた』か、みたいな。

房野:『らきすた』! そういう要素、入ってるんですね。その見方、面白いな。『真田丸』では邪魔になるから描かれなかったですけど、幽閉される九度山にもばんばん女は連れて行ってますし。

岡田:連れて行ってますよね。ウィキペディア見たら、嫁さんではないような女に、めっちゃ子供産ませてますよね。

房野:何人だっけな。五男何女、結構産ませてるんですよね。昌幸もあそこで側室作ってますし、女遊びしてますよね。モテるんだろうなっていうか、きりちゃんも、最初の方に亡くなった黒木華さん演じるうめも。

岡田:うめ。

房野:夢壊すわけじゃないけど、うめも死んだかどうかもわかんないんですよね。もしかしたらまだ生きてたっていうことも。

岡田:大河ドラマだから、お茶の間の奥さん方に見せるわけじゃないですか、でも、去年の一連の芸能界不倫騒動でわかる通り、不倫的な要素があったら絶対に女性は離れるというのが、NHKとしてもわかってるわけですよね。

房野:NHKとしてもわかってる(笑)。

岡田:「三谷さん、戦国で何書いてもいいけど、一夫一婦制を守ってください」と(笑)。史実だと信繁は、秀次の娘たかにも子供産ませてますよね?

房野:産ませてます。

岡田:そこをうまいこと、2回目に出てきて抱きつかれるシーンでカットして、史実ではこのあとバンバンやっていますけど、本編では描きませんという。うまいな。

房野:うまいな。結果そうですよね。ドラマの中で妻として登場するのは、松岡茉優さんのはるだけですもんね。

岡田:そうなんですよ。

房野:前の嫁は死んで、その後ということですもんね。

岡田:だから、視聴者の奥様層を怒らせない、ぎりぎりのところをついているという。

房野:すごいわ。だけど、本当にそうだとしたら、めちゃくちゃ笑うし、生きづらい世の中だなとも思いますね。

岡田:ベッキーの不倫騒動で、みんな懲りたんですよ。「そんなに反発するならこういこう」という作り方が面白い。

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