岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/06

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2015/11/29配信「ISISに共感できない理由と同性愛者に権利を!」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)

2015/11/29の内容一覧

テロを気にせずに楽しく毎日を暮らしてテロを鎮める

「なぜ、キリスト教とイスラム教は争いばかり起こしているのでしょう。今回のパリのテロをみると、心が痛みます。しかし自分のような、宗教に関心の薄い日本人としては、宗教で争う意義が感じられず、困惑してばかりです。そこで岡田さんにお願いです。岡田さんには、どうにかしてこの対立を鎮めていただきたいのです。どんな方法で解決してくれますか?」

 はー、まあまあ、頼まれればなんでも考えますから、頼まれりゃ―何でも考えますけども、こういう無茶なことを聞かれた時の答え方っていうのは、似たような懸案が他になかったかと検索から考えるんですね。
 キリスト教とイスラムの争いを治めてくれっていうのに対して、解答なんかあるはずがないんです。
 ただ解答があるはずがないんだけど、これを振られて、僕が知っている限り、一番似ているのが小学校6年の時の道徳の授業で、在日韓国人差別の話があったんですね。
 在日韓国人差別はどうやればなくなるのかっていうクラス会があったんですけども、その中で、小学校6年生だからいくら真面目に考えても、大阪の公立の小学校ですから、限界があるんですね。
 そうすると、クラスの中で在日韓国人の友達がいたんですけども、そいつが元気よく「はい!」って手を挙げて、韓国人差別をなくす一番簡単な方法は在日韓国人を皆殺しにすることだと思いますって言ったんですね。
 みんながビックリしたんですけど、そいつは本当に堂々と、そんなことをされたらもちろん困るけど、差別を全部無くしたいんだったら、その当事者をすべて殺すのが一番いいでしょ! っていうふうににこやかに言ったんですね。
 僕はすごい感動、ということは人ですけども、これは彼が在日韓国人だからこそ言えるわけですよね。
 在日韓国人だからこそ、在日韓国人を皆殺しにすれば、少なくとも韓国人差別はすべてなくなるっていう、何かあることに関して問題が起こってそれを解決してくれって言いだすと、こんな極論しか出てこないんですね。

 彼は、僕の在日韓国人のクラスメートが何を言ったのかっていうと、本来、解決不可能な問題で、おまけにみんな当事者になるつもりもないのに、あれこれ言うなっていうことを笑いながら、ギャグとして言うという高度な技を見せて、あいつ、すげえなーって思ったんですけども、彼はその後、優秀な金貸しになりまして、もうね、すっごい追い込んだそうです、金返さない奴らを。
 まいったなーと思いました。
 ということでですね、テロの力を鎮めてくださいっていうのは、考え方の補助線を出すにとどめさせてもらいます。
 テロを鎮めるっていうのは、なんだろ、イスラムとキリストでもいいし、イスラム内の対立でもいいんですけど、対立構造が原因であるからには、テロを収めるということはできるんですよ。
 ただ、イスラムとキリストの価値観の差を埋めることは、絶対にできない。

 では、価値観の差を埋めることはできないのに、テロを収めるにはどういうふうにすればいいのかって、そりゃ、あそこにいって、みんな山ほど金を使うことですよね。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

アーカイブサイトへのアクセス方法

限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。