岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/18
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今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。
岡田さんが自分のボツネタにダメ出しする時に思い浮かべるのは誰ですか?
今回はDMMオンラインサロンの1月の大阪オフ会より、参加者の方から出された質問を紹介します。
質問:岡田さんにとっての「手塚治虫」とは?
宮崎駿さんが自分のボツネタにNGを出す時、「それだと手塚治虫になってしまう!」とダメ出しをするという話、大変 面白かったです。
ところで岡田さんにとっての、その「手塚治虫」とは、誰になるんでしょうか?
回答:テレビの情報番組かな
A:安直になるのがイヤなので、テレビの情報番組かな
自分の中で「コイツになるから、コレになるから、これをやったらアカン!」って、自分の中ですごく意識しているヤツね。
話を組むときに、「こんなふうに安直になるのはイヤだ!」と思うから、テレビの情報番組かな。
よくあるテレビの情報番組で「今、無理やりキャラを立てて、あだ名を付けて」というの。
俺もやるんだけども、他人がやってるとイライラする(笑)。
テレビ東京の『大食い選手権』とか、今で言う『陸海空 地球征服するなんて』とか、『いきなり黄金伝説』の『よゐこの無人島0円生活』とか、そういう手の。
ああいうのは、すごいキライやねん。
たぶんそれは、宮崎駿が手塚治虫を嫌うがごとくキライやねん。
そうんなふうにしたら、面白くなる気がするよ。
でも、「そんな“面白い”は、“面白い”と違う!」って思ってしまって(笑)。
人は人なんやけども、それを無理やりキャラ付けて、役割を与えるなって思ってしまうんやろな。
たぶん、それは他人から見たら、そんなに差が無いねん。
宮崎駿が思う「そんな事をやったら、手塚治虫ですよ!」っていうのと。
ナウシカが王蟲の目の前で手を広げてバーンって跳ねられて、「その者、蒼き衣をまといて」ってやってたら、「どっちが通俗やねん!」って思うやん。
でも宮崎駿の中では「それは手塚治虫だ! やっては いけない! これが俺だ!」っていうのが あるのと同じ。
僕がやっているのは、それは魂の戦士だから、やっぱりバラエティがやってるのとは、何かちょっと違うのよ(笑)。
たぶん宮崎駿が「それをすると、手塚治虫だ!」って言うときって、微妙に媚びてる感じがイヤなんやろうね。
宮崎駿が考える「それは、手塚治虫だよ!」って言うのは、そのアイデアは読者ウケを狙って媚びているとき。
そこに、何か“自分が やりたい事”が入ってないって思う。
でも、だからといって宮崎駿は、インタビューとか読んだら、トコトン トコトン「ウケよう、ウケよう」としているから(笑)。
やっぱり、「このウケ方は良いけど、このウケ方は悪い」っていう“こだわり”が、すごい強いんやろうね。
それは僕も、ちょっと分からんではないかな。
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