岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/11/01
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今日は、朝日新聞掲載の『悩みのるつぼ』からです。
10月27日に掲載された相談文と岡田斗司夫の回答、あわせてお楽しみ下さい。
読者からの質問
<相談文>
70代の夫婦2人暮らしです。私の生きがいは畑で、真っ黒になりながら働いています。夫は理系高学歴で、退職後も自主勉強に励み、発表の場もあります。健康にも気遣い、5時に起床して散歩し、近くの公園でラジオ体操に参加しています。部屋も別々であまり干渉せず、結構な老後と思っていました。
私は不細工ですが、夫は今も昔もハンサムだといわれます。夫自身も女性が好きな方だと思います。クラス会に行き、気に入った人に文通を申し込んだことも。2年ほど前からはラジオ体操で出会った70代の独身女性の話をよくするようになりました。感情をあまり出さない夫が鼻歌まで歌い、忘れていた青春を取り戻したようで、最初はほほえましく思っておりました。
ところが先日、夫と外食をしているとその女性が現れ、「どう、一緒にならないか」と話しかけてきて、私はビックリ。その後もスーパーで会った際に、夫にタッチしてくるなど、私と夫が一緒にいるとエキサイトする様子です。さらには、「近くまで来たから」と、直接家までやって来たのです。
私が嫌がると、夫は「嫉妬深いバーサンだ」と怒ります。「そんなに嫌なら彼女に直接言えばいい」と。
静かで順調だった老後の生活が波立っています。この状況をどう考えたらいいか、アドバイスをお願いします。
岡田斗司夫の回答
<回答文>
昆虫が動かず気配を殺して、葉っぱや枝になりすます。これが擬態です。人間が擬態にだまされるのは、最初に見た先入観で「これは葉っぱだ」と決めつけるからです。
さて、あなたも擬態にだまされています。誰あろう、あなた自身の「老婆の擬態」にです。あなたは自分のことを「枯れている」と思ってますよね? 70才を越えた老夫婦で、いまさら愛だの恋だのという感情はない、と。
とんでもない! それはあなたの擬態です。ハンサムな夫にヤキモキしたり、御自身とのギャップを考えるのに疲れて、数十年がかりで作り出した「老婆そっくりの擬態」じゃないですか?
あなたが無意識のうちに作り出した擬態に、夫は見事にだまされた。だからいまさら「あの女、イヤだわ」と言うと夫は驚いたんです。「え?お前、そういう女だったっけ?」って。その女性も、夫から話を聞いたか、じかにあなたを見て、これまた見事に擬態にだまされました。だからあつかましくも家にまで上がり込んできやがるわけです。
しかし最大の問題はあなたまでだまされてしまってること。あなたはぜーんぜん、枯れていません。
だってあなたの相談文、めっちゃ若いですよ。年齢の部分を伏せ字にして「ラジオ体操で出会った」を「S N S のオフ会で出会った」に入れ換えたら、40代の夫婦でも、それどころか30代や20代の夫婦でも通用します。
あなたは20代の若妻みたいに「夫に近づいてくる女性」に嫉妬してる。でも「老婆の擬態」に自分でだまされてるから、嫉妬に気付かない。
「私が嫉妬なんかするはずがない」「あの女の非常識な行動が不快なだけ」って思い込んじゃうんです。
なので、いまの状況はなんとお恥ずかしいことに三角関係です。夫にはそういうつもりはなくても、あなたが相手の女性を意識しちゃってる以上、仕方ありません。
せっかく恋とか卒業したつもりだったのに、一気に若返っちゃいましたよね。あなたには嫌なコトでも、普通これ、良いコトなので「おめでとう」を言わせてください。
三角関係に処方箋はありません。でもあなたは長年連れ添った妻なんだから正々堂々と嫉妬してO Kです。イヤな女は断固として、できれば可愛く、追い払いましょう。
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