岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/12/01
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、過去記事から「アイデアが湧く発想法」の特集をお届けします
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お勧め記事一覧
- 思考力のための3つのギア
- 脳内リンクがわかる並べ方
- アイデアの作り方/構造で考えて発想を広げる
- アイデアの作り方/『りぼん』に投稿できる『デスノート』を考える
- 質疑/「独自の視点」はどうすれば持てる?
思考力のための3つのギア
人の話を聞くためにはじつは頭が早く回りすぎてはいけない。
人の話を聞くときとか、民俗学とかでおじいちゃんとかおばあちゃんに聞き役やった人はわかると思うんだけど、聞き役やってる時って、早く頭が回る時って「こういうことですね」「こういうことですね」っていうとなんか営業マンみたいになっちゃうんだよね。
そうすると相手が話すのめんどくさくて、「ああ、そうですよ、そうですよ」って言ってて、結局なんか言ってることが聞けなくなっちゃう。
脳内リンクがわかる並べ方
新しい事務所で考えている展示は本当にコレクションを思いっきり減らして、こんなふうに自分の中の脳内リンクがわかるような物の並べ方しようと思っているんだよ。
(中略)
つまりじつは僕が好きなのは、最初のうちはロケットだというふうに考えてたんだけども、この流れで見てると、この間にいわゆる外輪船とかも入るんだけどね、船なんだよな、僕好きなのは。
船であって宇宙船であって星の海の中をずっと走っていく、みんなが乗れて、船長がいて、乗務員がいて、お客さんがいるっていう、そういうものが好きなんだ。
これって、こればっかり、たとえば特撮が好きだからこればかり並べてもダメだし、船が好きだからって言って、ちょっと高級な帆船ばかり並べてもダメだし、じゃあマンガものが好きだからといって、こういう特撮とかマンガ名鑑ばっかり並べても、単なるオタクの部屋にしかならないんだよ。
そうじゃなくて自分がどんなふうにものごとが好きだったのかっていうのをざーっと並べていくと、ようやっと展開されてきて一つの部屋になってくると。
アイデアの作り方/構造で考えて発想を広げる
今日の話は、アイデアの作り方っていうことなんだけども。
アイデアを作る時っていうのは、だいたいゼロから考えるから間違いがあるんであって。
僕の考えなんですけども、アイデアっていうのは基本的に持ってくるもんだんだ。
「持ってくる」ね。
つまり、作るものとか、生み出すものとか、考え出すんじゃなくて、持ってくるもの。
で、「上手くパクれ」っていうふうに、今コメントで流れたんだけども。パクるっていうんでもないんだよな。
たぶんね、そのアイデアを出すタイプの人っていうのは、持ってくるという表現で、みんな納得してくれると思うんだけども。
下手な人ほど生み出そうとするんだ。
アイデアの作り方/『りぼん』に投稿できる『デスノート』を考える
アイデアっていうのは何か一つの欠陥がある時に、それと似たものなんだろうかというふうに考えるところから出てくる。
ということでですね、今回はマンガでわかるということなので、マンガを例にして、アイデアの出し方やってみようと思います。
(中略)
ところが『デスノート』だけは、何故が男子も女子もよく読んでたんだよね。なので、『デスノート』というのをテキストに使った。
アイデアの作り方っていうのは、これを少女マンガにするのにはどうすればいいのか。
まぁあのね、あんまりこんなふうに考える人、いないんだよね。
少女マンガのアイデアで、なんかいいのありませんかというふうに聞かれて、そのときに答えたのが、じゃあ、自分がすごく好きなマンガを少女マンガに無理矢理変換しろっていう話したんだよね。さっき言ったみたいに、構造を同じにしたらどういうふうになるのだろうかという話。
で、少女マンガのヒット作を自分流にアレンジするっていうのは、すごい難しいんだ。
たとえば、『NANA』が好きだ。じゃあ、『NANA』みたいな話が書きたいって言ってアレンジすると、あっという間にパクリだとバレてしまう。
そうじゃなくて、自分がすごく好きなんだけど、かなり無理があるところ。
今、『黒執事』っていうのが出てきたんだけど、そうなんだよね。
だから、女の子でマンガ書きたいって人って、黒執事とか、あとなんだろうな、女の子人気が高くても、安定してる少女マンガのほうから、なにか自分がインスパイア受けて、そこからアイデアを作ろうとしてるから無理があるんだ。
そうじゃなくて『デスノート』みたいな、全く関係ないものから少女マンガを変換する。
質疑/「独自の視点」はどうすれば持てる?
「岡田さんをはじめ面白いと思える人の共通点として、高い視点や独特の認知力があると思っています。こういう認知力や、視点を変える力を鍛えるためにはどのような方法が有効だと思いますか? 個人的には、面白いと思った人の著書やブログなど、その人の制作物を古いものから新しい物までなるべく全部見ていくことで、その人の視点がちょっとはインストールされるような気がしています。最新刊の「はじめに」で方法論を否定して考え方の大事さを説いていたので、恐縮なんですが、考え方を得るための方法論を教えて下さい。宜しくお願いします」
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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