岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/01/07
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今日は、朝日新聞掲載の『悩みのるつぼ』からです。
1月5日に掲載された相談文と岡田斗司夫の回答、あわせてお楽しみ下さい。
<相談文>
50代バツイチ女性です。一人暮らしもつらくなってきて、婚活を始めました。たまたま学生時代の友人と連絡がとれ、婚活の話をすると、ありがたいことに立候補すると申し込みがあり、お付き合いを始めることになりました。
彼に結婚歴はありません。亡くなったお父さんが多大な借金を残したことは、うわさ話で聞いていました。
わたしは、別居婚には興味がなかったので、何度も確認してから交際を始めたのですが、次第に同居できない事情があるらしいことがわかってきました。
現在、一緒に暮らしている親戚のご夫婦に、亡くなったお父さんが借金をされていたようで、本人はそれを返済しながら、二人が亡くなるまで同居する約束だ、というのです。交際を始めたことを話せば理解してもらえるのでは?とも言ったのですが、首を横に振ります。
最初に確認したとき、借金や親戚との同居の理由を話してくれなかったことに、不信感を覚えています。また本人の性格と事情から考えると、このままお付き合いしても時間が経つばかりで、いつまでも結婚も同居もできないかも知れません。
一方、今私が見捨てたように去れば、彼はどんなにつらいだろうかと考えると、もう少し待ってみようと思ったりもします。どうすればよいか、アドバイスをお願いします。
<回答文>
あなたは素晴らしい女性です。多大な借金を知りながら、結婚前提の交際を始めました。
でも私から見ると、彼はそんなあなたにふさわしくないように感じます。
そもそも、そんな事情がある人がなぜ、あなたの結婚相手に「立候補」してきたのでしょう?
何度も確認したのに、付き合い始めた後でタイミングよく出てくる「なぜ同居できないか」という不幸話の数々。
ついでに言えば、それらはすべて「彼がそう言っているだけ」であって、あなたが自分で確認したことではありませんよね?
「彼の話は全部ウソに違いない」と断言するつもりはありません。でも最悪の予感がしませんか? 「父親の不幸を理由に、50を過ぎて一人暮らしも結婚もせずに親戚夫婦の家に居候するダメ男なのかも?」って。
こういうタイプの男性は結婚が話題にでるたびに、同情させるような話題で「できない理由」を教えてくれます。
居心地の良い居候生活から抜け出したくないので、まるで親戚夫婦の老後に責任があるかのように語ります。
とまぁ、こういう私の一方的な邪推を繰り返しても意味がありません。大事なのは「彼の現状の確認」と「その上でどうするかの判断」です。
彼の家に行って、親戚夫婦と話しましょう。
「結婚前提で付き合っています。あなたたちに借金があるため、独立できないと言われました。結婚したら私も借金を引き受けますので、再交渉させてください」って。
もし彼が親戚夫婦に会わせてくれたら、私が彼について言ったことを謝ります。
その場合は「優しすぎて何でも引き受けてしまう彼」に代わって、親戚夫婦との口約束を、交渉によって再契約してください。二人の将来は、彼じゃなくあなたが主導権を持つべきだからです。
でも、もし彼がまたもや「新しい理由」で会わせることを拒否してきたら・・・わかりますよね? 彼は「そういう男」です。
あなたの動機がいまも「婚活のみ」なら別れるべきでしょう。彼と別れられない理由が「恋愛」になっちゃってるなら、ダメ男との恋愛を楽しむことだけ考えましょう。
50を過ぎて「借金をいっしょに背負ってもかまわない」と思える恋愛に出会えたことだけでもラッキー!そう割り切れるなら、ダメな彼と知りつつもう少し様子見をしても大丈夫だと思います。
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