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 前回の第20図では△3一桂がひそかな罠を仕組んだ受けです(第21図)。

【第21図は△3一桂まで】
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 タダじゃんラッキー、と▲同銀不成ならば、2三への利きがひとつ減ります。結果、今度は△2一香が有効です(第22図)。

【第22図は△2一香まで】
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 ▲2四歩は△同成銀でOK。▲2二歩は詰めろではありませんので△3八飛が間に合い、攻め合いが望めます。というわけで、先手は桂馬を相手にせず単に▲2四歩とするのが最善でしょう(第23図)。

【第23図は▲2四歩まで】
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  • △同歩:▲2三歩で受けなし。
  • △同成銀:▲同金。△同歩は▲2一銀打から▲7九金と角を取る手が厳しい。△同角成もやはり▲2一銀打から▲2四銀成が激痛。
 なので△同角成!が唯一の受けとなります(第24図)。

【第24図は△同角成まで】
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 △同成銀とたいして違いはないように思えますが……。次回に続きます。