平成というひとつの時代が終わりを迎えようとしている中、パチンコ業界にも大きな変革が起こりそうなのが、この2019年であります。

 今年は規則の変更ならなんやらももちろんありますが、もうひとつ大きな問題が、新台入れ替えの自粛という部分です。
 サミット、ラグビーW杯、新元号の発表、国体など、夏あたりに集中しているので、そこらへんで新台入れ替えの自粛が長期的に起こることが予想されます。

 いや、入れ替え自粛いいじゃん、その分還元してくれって思うファンが多いとは思いますが、これにより困った顔をするのがホールやメーカーではないでしょうか。
 ホールはイベント規制により、お客さんを呼ぶアピールというのは新台入れ替えくらいしかないというのが実情であります。まあ、実際それ以外にもアピールしてるホールさんはありますが、それは良し悪しいろいろあるとして。
 メーカーはもちろん、入れ替え自粛となれば機械を売ることができない。

 もちろんホールは新台を買わなくて済む分、お金に余裕はできるはずなのですが、そこでお客さんに還元してくれる……と思っているのはあまちゃんってな話ですぜ。余裕があるからこそ回収する、そんなホールが9割以上なんじゃないでしょうか。
 入れ替え自粛のあとに訪れる、メーカーからの新台ラッシュ。これをどう乗り切るかってことを考えるのも当然っちゃ当然ですからね。

 しかし、そこでしっかりお客さんに還元してくれるホールこそ、優良店なんじゃないかと思います。
 この初夏から秋にかけての時期、ホールの良し悪しを見るには相応しい期間と言えるでしょう。

 また、その前、ゴールデンウィーク前後の動向にも注目です。
 そのタイミングに、長期稼働が見込めるような台をぶつけてくるメーカーも多いんじゃないかと思います。
 そこでしっかりとした目でもって、良い新台を購入できた店こそ、この自粛を生き残っていくことになるんじゃないでしょうか。
 もちろん、そこで目の肥えたホールさんに買ってもらえるような台を作ったメーカーも、この先に生き残っていくことになるんじゃなかろうかと。

 いろいろ注目なのがこの2019年であります。


■次郎の色んな意味で注目の一台
・京楽「Pぱちんこ新必殺仕置人」

 仕事人シリーズというか、仕置人がついにきたかという感じですが、かなり注目されているみたいです。
 設定付きミドルとしては異例のヒットとなる可能性もあるようで、スペックもかなり良さげなんじゃないかと予想されますな。


 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。