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業界の方に聞いたところによると、全国的に「P牙狼月虹ノ旅人」の機械代回収が終わってきたようで、今からサービスを始めるようなホールも珍しくないとか。
新台も色々出ますが、9月は牙狼を楽しむってのも悪くなさそうですよ。
ちなみに次郎は打ちに行きたくてもなかなか打ちに行けない状況が続いてますが、仕事のせいでも感染症のせいでもなく、単なる金欠といういつものやつ。
金欠の人間ほど必死に勝ちを追ってる人種はいないでしょう。500円……いや1つの保留、1玉に魂を込めてるからこそパチンコ台の良し悪しが見えてくるってもんでね。
そんなことを考えてる金欠の間、よく思い出すのが元メーカーの開発者さんたちと連れ打ちした思い出であります。
メーカーに勤めているからといってお金を持ってる人が多いわけではありません。次郎と同じように金欠で、1玉1玉集中して打ってる人もいます。
とある方は元某メーカーのゲージやスペック担当の方。いわゆる釘や盤面の機構、お客さんに甘いと思わせるスペックを設計したりとか、バリバリ理系の方であります。ただ金欠。
その方が言うには、
「釘も確率のひとつ。同じ方向から同じ力でパチンコ玉が当たったとして、どちらに玉が飛ぶかも確率で定義できる」
「ゆえにパチンコは抽選だけでなく、すべてが確率の遊びである」
とな。なるほどとは思いますが、そんなこと考えて打ってる人が果たしているのかどうか。
でもね、そんな人が海で魚群はずして怒ってたり、追い詰められて打った餃子の王将が1回転で当たって飛び上がるほど喜んでたり。
どれだけ理屈を言う人でも、こうやって楽しめるのがパチンコなんだなーって次郎は思ったわけですよ。
なんか最近、例えばネットでボーダーやら遊タイムやら、期待値だけを追った当たり前のことをコラムやツイッターに書いてドヤ顔してる人たちとか、ひたすらスマホ画面を観ながらハイエナできるような台だけ淡々と打ってる人とかよく見ますけど、内心はめちゃくちゃ喜んでるんだろうなって。
次郎はそういう理屈や期待値だけを追うような人種って大嫌いなんですが、さも当然みたいな顔しながらも心の中では飛び上がるほど喜んでるのかなって思うと、憎さも半減しましたな。
業界にいると、けっこう元スロプロだとかライターだとか、そういう人たちがメーカーに開発者として入ったなんてこともよく聞くんですが、何が起きても感情なく涼しい顔して打ってるような人たちに面白い台なんて作れるわけないし、人の心を動かすパチンコの記事なんて書けるわけない。
元メーカーの方も、激アツ外して「これはユーザーにストレスを与える演出だからよくない」とか「通常時が暇すぎる、面白くない」なんて真っ赤な顔して言ってるのを見て、こういうパチンコ好きな人が作ってくれるからパチンコは面白いんだ、そう思いましたよ。
そしてまた次郎と同じように金欠だからこそひとつひとつの演出にそれだけの感想が出てくるんだっていうことにもね。
パチンコは確率の遊びであることは間違いない。でも、必ず人の心を動かしてる。
無表情で打ってるような若者たちの本音、聞いてみたいっすわ。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・高尾「Pカイジ鉄骨渡り勝負編」
最近わりと面白い台を作ってる印象の高尾。段階式で、最大一撃7700発獲れるとのことなんで、一発台系ですかね?
それこそ沼でやれば……とか野暮なことは言わないでおきましょう。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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パチランブログ
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