パチランブログ
業界的に注目される台がもうすぐ、10月はじめ頃に導入されます。
皆さんの耳にも入っていることでしょう、DAIICHIの「P神・天才バカボン~神SPEC~」こそその台です。
タイトルに「神SPEC」なんてつけて、なんて大げさな……って思われるパチンコファンもいらっしゃるかもしれませんが、これ大げさじゃないんすよね。
業界的にはタブーに片足突っ込んでるだとか、このスペックのせいでパチンコに規制がかかるんじゃないか、なんて色々言われてるほどの台なんですな。
細かいスペックはニュースのコーナーでご紹介させていただいているんで見てもらうとして、何がそんなにヤバいの? ってことを書いていこうかと思います。
まずこれ、2種タイプってのがポイントです。
最近はおなじみになったシンフォギアタイプにしろ、STでも1種2種混合タイプってのが市民権を得た感がありますが、バカボンに関しては1種の部分はありません。2種タイプです。
1種タイプってのは海シリーズのようなシンプルなパチンコ機。
1種2種ってのは右打ち中の小当たりでVを取らせることで時短が確変の扱いになり、小当たり=大当たりになるタイプのパチンコ機。
そして2種タイプってのは、わかりやすく言えば羽根モノのタイプです。
要するにバカボンは、解釈的には羽根モノの作りをしながらデジパチとして作られた機械ってわけです。
こうすることで何のメリットがあるのか?
単純な話、1種タイプ・1種2種タイプよりも出玉を出すことができる。今の規則の中では。
バカボンの中で特徴的なのは、通常時の初当たりで1500発の出玉を獲れること。
これ、実は2種タイプでないと不可能なスペック。他の1種タイプや1種2種タイプだと、総量というスペックの規制に引っかかるので検定通せません。
見た目は普通のデジパチなのに、2種タイプでねじ込むことで検定を無理やり通したような形なんですな。
もちろん、他のメーカーもこういった解釈ひとつで高い出玉性能を誇る機械が作れることを知らなかったワケがありません。
それアリなんだ……
それやっちゃうんだ……
という声が他メーカーから上がっていても不思議ではないわけです。
そしてまた、2種タイプで突き詰めていけばバカボン以上に高性能の台を出すってことも決して不可能ではないわけです。
ここまで書くと……過去にも同じようなことがありましたよね。
初代の「CR牙狼」ですな。
牙狼は1種2種の解釈である意味タブーに踏み込み、当時では破格のスピードと出玉性能を実現しました。
その結果……ご存知の方も多いと思いますが、高すぎる射幸性に危惧した警察と日工組が動き、1種2種タイプの継続率を3分の2以下にするという自主規制という結末を迎え、結果的に牙狼は唯一無二のスペックとなってしまいました。
バカボンのスペックというのは、この同じ轍を二度踏む形になるのではないかと危惧されてもなんら不思議はないスペックというわけですな。
かろうじて今人気の「P牙狼 月虹ノ旅人」と比較されるようなスペックであり、現実的なスペックに落とし込まれているものの、今後もしパチンコに規制が入るようなことがあれば、バカボンはそのキッカケとなってもおかしくない。
まあ我々ファンとしては爆発する台なんていくらでも出して欲しいところですけども、今のスロット6号機を見ていると“規制”という言葉にはビビらざるを得ないですからね。
果たして、来週から登場してくるバカボンはどんな出玉を見せてくれるのか。
もちろん楽しみではありますけど、戦々恐々としている業界人ってのも多いかもしれませんな。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・Sammy「P北斗の拳9闘神」
これぞ北斗というバトルタイプのスペックがようやく登場してくれるようで。
ただ、あまりにも遅すぎた感がありますが……もはや北斗ブランドってそこまで影響力があるものなのかどうか、そのあたりにも注目したいですな。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。