年末商戦に向けてどんどん新台が出てきてますが、各メーカー狙ったかのように「突入率50~75%・継続率80%前後・オール1500発」みたいな台を出してきてますな。
 源さんブームの後はオール1500ブームの超速だと言わんばかりですが、そのせいでどの台打っても似たような感じ、似たような出玉の波……という印象になってしまってるのは次郎だけですかね。
 
 とくに先週の「Pゴッドイーター究極一閃」なんて、突入率75%ってのは嬉しいですが、右打ちに入れば1500発は約束される牙狼とは違い、突入→スルーという悲しいパターンがあるって罠。
 いいとこもあれば悪いとこもあるってのがパチンコのスペックですな。
 10カウントチャージの連チャンが気持ちいい台だし、ゴッドイーターは高継続の路線で良かったと思うんですが。牙狼と似たようなスペックで出すことで、自社の台同士でお客さんを取り合うという失敗、サンセイは過去にも初代のキャプテン翼でやってたような気がしますけど……時代は繰り返されるもんですね。
 
 ユニコーンに代表されるSANKYOも、バカボンのダイイチも、この先はサミーもニューギンも続いていく金太郎飴状態の80%1500発の中で、じゃあどれを打っても同じなの? と言われると、違った結果になってるのがまた面白い。
 
 これらの中で、今一番甘い台ってのは、やっぱり「P牙狼月虹ノ旅人」なんですな。
 これはメーカーの方もおっしゃってましたが、どのホールも機械代の回収が終わるであろう11~12月あたりが牙狼の狙い目だ、と。
 
 実際にホールのデータを見てみても、他にも見た目は甘そうな台が並ぶ中、牙狼がもっとも甘い数字を出してます。
 スペック的な甘さももちろんあるでしょうが、ここにはホール側が年末に向けて何をメインとして使っていきたいか、という思惑も隠れていそうです。
 来年には今ホールのメインでもある北斗無双、そして大海4を撤去しなければならないという中で、長くお客さんを根付かせなければいけないと判断されているのは牙狼なのかもしれません。
 
 導入当初、牙狼で良い思いをできなくて、打つのをやめてた……って次郎みたいな人は、打つなら今がチャンスですな。
 
 さらには来月、エヴァ15や北斗9も金太郎状態のスペックで登場してきますが、いったいどの台が頭ひとつ抜けた人気となるでしょうか。
 個人的には源さんがウケたように、こういった似たスペックばかりが出てくるときは違う方向性から攻めた台が他を出し抜いてヒットするような気がしますけどもね。最近だと、「Pうまい棒」とか。一撃タイプにもまだまだ高稼働する可能性があることを感じさせてくれましたし、オモロい台が出てきてくれそう。
 
 すでに年末の回収に入ってるんじゃないかってことを肌で感じている方も多いとは思います。次郎もそのひとり。
 年末に向けて、皆さんは何をチョイスしますか?
 続々出てくる新台? もうすぐなくなる無双? いやいや、今回コラムで取り上げた牙狼。
 いずれにせよ打って後悔しないよう、2021年を終えましょうね。
 
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・ダイイチ「Pひぐらしのなく頃に~彩~」
 
 ダイイチはどんどんひぐらしを出してきますね。今回は新作アニメからの演出を取り入れているそうですが、個人的にはバカボン以上の神……いや、オヤシロ様スペックでお願いしたい。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。