今週からは「PF戦姫絶唱シンフォギア3 黄金絶唱」が導入になるということでホールも盛り上がっていそうですが、思ってたよりも導入が少ないのを見るに、部材が足りていないのか、それとも単純に売れていないのか、ホールがライトミドルを欲しがってないのか……ってところですが、ミドルを打つには常に心もとないお財布事情である次郎からすると、ライトミドルが盛り上がってくれるのは嬉しい限りでございます。
 
 今回のシンフォギア、何が変わったかというと、全体的にシンフォギアチャンスへの突入率が上がったっていうスペックアップの部分が目立ちますが、一番は「70億の絶唱FEVER」という上位モードが追加されたことじゃないかと思います。
 
 ミドルではバカボンやからくりサーカス、ライトでもヤマト2022やギンパラ、甘デジでもめぞんやライダーなどなど、もはや「上位ラッシュ」という存在が珍しくなくなった、というのがここ最近のパチンコの変革のような気がしてます。
 これをもっと細分化すれば、“上位に入れないと勝負にならない”という台と、“上位はあくまでオマケ”という台に分かれてますな。
 これから出てくるパチンコはこの2段階という確変の振り分け方が重要になりそうです。
 
 どちらかと言えば、やはりできるだけ波を荒くしたいミドルタイプのほうが“上位に入れないと勝負にならない”というイメージになりそうで、大当たり確率が1/350まで引き下げられるようになったスマートパチンコを考えれば、現状ですでに「波が荒くてしんどい」と思ってるようなパチンコファンはさらに置き去りにされるんじゃないかという不安すら感じさせられますねぇ。
 
 実質の突入率は数千分の1、でも入れば2万発くらいは余裕。そんなパチンコ台が来年はどんどん登場してくるんじゃないでしょうか。もちろん、今でも2万発くらいは射程圏内という台が増えましたが、さらにその上を行くことになるでしょう。
 
 さて、今回のシンフォギアは“上位はあくまでオマケ”タイプの台になってます。
 上位である「70億の絶唱FEVER」は右打ち中の2.5%という振り分けなので、なかなか見られるものではないでしょう。突入すれば約70%はほぼ次回まで電サポが付くVストック状態で、30%を引いて落ちてしまったとしてもシンフォギアチャンスに戻るだけという仕様。
 かなりの爆発を生みそうに聞こえますが、継続率70%って考えればそれほどでもないまさしくオマケ的な感じで、上位ラッシュありきではない形で遊びやすくしたのはファンからすると嬉しいですな。
 
 シンフォギアはライトミドルというスペックなだけあって、オマケ2段階を選択しましたが、今後大量導入されるようなミドルの大物たちがどんな2段階にしてくるのか、かなり重要なポイントになるんじゃないかと思ってます。
 もちろん海なんかは天国モード搭載のギンパラの失敗なんかを見れば2段階にするモンじゃないなって思うし、シリーズに飽きが見られ始めている北斗シリーズなんかは、限界まで荒いスペックに仕上げるほうが逆に人気再燃焼のキッカケになるかもしれないし。
 そしていつも破格のスペックで登場してくる牙狼あたりがスマートパチンコではどんな台を出してくるのかとか、興味が尽きませんな。
 
 いやしかし、仕組みの難しいことはようわかりませんが、これだけ2段階のパチンコが増えてくると、そのうち3段階、4段階とか出てくることにならないでしょうかね……あまりに複雑で荒すぎる台ってのも、初心者お断り的になりそうで少々不安な気持ちがないこともない。
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・サンセイ「Pゴッドイーター神がかりver.」
 
 その名が示すごとく、リゼロの上位互換タイプのスペックで登場だとか。スペックは魅力的なんですが、通常時がなかなか打ちづらい台で……そのあたり改善されてれば人気出るかも。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。