パチランブログ
話題の新台、ティガや真牙狼2が導入されましたが、鳴り物入りといった感じで登場したこの2機種も稼働が落ち着きつつあります。
根本的なパチンコファンがなかなか増えていかない現状、エヴァやリゼロ、ユニコーンを手離していったん新台を打ったお客さんも、再び元の台に戻りつつある……そんなところですかね。
一方で、意外と……なんて言っちゃいけないのかもしれないですが、予想よりも高い稼働をしているのが先週もお話した「P消されたルパン2022」であります。
なんでこうなったのかって、“お客さんが射幸性から離れた”これが原因じゃないかと思います。
初当たりで50%の悪いほうを引くと2ラウンド、甘デジにも満たない玉をもらって通常時に放り出される。もうこれがしんどくて耐えられんのですよね。
エヴァならそれでも時短が100回転もらえる、まだまだチャンスがある。
リゼロなら1500発もらえる、もう一度初当たりを引けるかもしれない。
ルパンはそもそも82%で確変に突入する。
65%確変という規制で物足りない射幸性に飢えていたパチンコですが、継続率の縛りがなくなり、時速の縛りもなくなり、解き放たれた結果が行き過ぎた射幸性になってしまった。これが今……いや、もしかするとこれから先も出てくる新台に共通している、メーカー側の間違った解釈なのかもしれませんな。
言い方を変えるなら、お客さんはもっとゆっくりとパチンコを楽しみたい。遊びたい。
時速の話にしてもそうです。うしおととらやサラリーマン金太郎なんかは速すぎるんですよね。たとえ1万発出たとしても、速すぎるがゆえに楽しむという感覚を与えられないままラッシュが終わってしまう。
もちろんスペック面ではティガは81%の壁を突破した84%という数字だし、真牙狼2もラッシュに入ればリゼロ以上であることは間違いないです。
でも、いわばパチンコの原点……遊技であるということをないがしろにして、ギャンブルに特化しすぎてしまったことに稼働低下の要因がある気がしてなりませぬ。
これって、通常時の演出がどうとか、そういう問題じゃないと思うんです。
先バレなどカスタムがなかったとしたらリゼロが稼働したでしょうか? エヴァの原点回帰はエヴァ15が初めてだったでしょうか?
遊技時間の8割以上は退屈な通常時を打たなければいけない打ち手にとって、与えられた通常時の楽しみ方は人それぞれだし、十人十色であります。
先バレカスタムしかり、逆に序盤での強予告がなくとも当たりの期待ができるエヴァしかり、何かひとつでもコレは面白いと感じるものさえあれば通常時なんて楽しめるものです。
そういった通常時の演出における仕掛けは、ティガや真牙狼2にも当然搭載されています。
スペックも上を行ってる、演出でもない。それなのに稼働しないというのは、初当たりの少出玉だったり、アッという間のラッシュ駆け抜けだったり。行き過ぎた射幸性による負の印象が強くなりすぎてるからなのかなと。
あれだけ射幸性を抑えるようにとお達しがあり、その後締め付けがなくなったところで起こったのが逆に射幸性離れ……これが今の台の稼働状況なのだと。まああくまで次郎の考えにすぎませんけども。
スマパチに移行してさらに射幸性が上がっていく中、パチンコの原点である「楽しさ」を第一に提供してくれる台の登場が待たれますねぇ。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・藤商事「地獄少女」
おそらく地獄少女華のスペック違いなのかなと思いますが、リゼロタイプで登場とのこと。これ、ホールがリゼロタイプだらけになりそうなんですが……
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。