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ここのところのパチンコの新台を見ていて、ひとつ気付くことがあります。皆さんも薄々感じていることなのではないかと思うのですが……
新台感のない新台が多くないですかね?
基本的な演出は変えずに、右打ちのスペックだけ変更して新台として導入される。
これがまあ、ミドルタイプからライトや甘デジならわかるんですが、ミドルタイプの台がミドルタイプでまた出てくるって流れです。
これで大きな成功を収めた台がひとつ。そう、リゼロであります。
導入当初は誰も見向きもしなかった小当たりラッシュ搭載のリゼロは、スペックと右打ちの演出だけでなく通常時の演出も思い切った振り分けにして、先バレカスタムがピタリとハマった結果、エヴァと対を為すほどの人気機種となりました。
今週導入の「P花の慶次3 黄金一閃」もそうだし、牙狼シリーズ、ゴッドイーター、源さん、北斗……。
とにかく新台感のない新台が目立つ感じ。
メーカーも新台をいちから開発するとなると多額の開発費がかかることもあって、こうした細かな演出の変更とスペック変更で新台を売るという方向にシフトチェンジしてきている印象です。
それはそれでいいんですけど、右打ちを速度感重視の源さんタイプや図柄が揃うだけの簡単な演出にすることで費用を抑えられますし、言い方は悪くなっちゃうんですが、手抜き感と言い換えてもいいような機種が目立つかなと。
リゼロが受け入れられたのは、もともとの小当たりラッシュタイプのリゼロがあまりにパチンコファンに打たれなかったからだと思います。小当たりラッシュタイプのときから先バレカスタムがあったってこと、知らない人のが多いんじゃないでしょうか……
パチンコ店、そしてパチンコファンが大幅に減少しているという現実があり、パチンコメーカーもあぐらをかいて無駄な開発費を使って台を作っている状況じゃなくなってきている。そんな兆候なのかなと思います。
じゃあ、これが打ち手にとってはどうなのかってところですが……次郎は全然アリっすわ。
正直、今の新台って似たり寄ったりのスペックが多いし、SP発展しない退屈な時間が多い機種ばかり。
それなら、いっそ慣れ親しんだ「これがくりゃ当たる」とわかってる台を打ちたいし、それで一番面白い右打ちを楽しませてくれれば良いんじゃないかって感じ。
まさしくその安心感だけで打ってるのが海シリーズだと思います。
ただし、もともと通常時のバランスが悪い台をじゃんじゃか出したり、バランスの良かった演出感を大幅にいじるのはやめていただきたいですな。
また、業界の縮小が問題になっている現在、このような工夫というのは必要になってくるでしょうし、メーカーもパチンコ店のことを考えた販売方法を考えていかなきゃなりません。
であれば、新台感のない新台を、同じ新台の価格で売るという販売方法も見直すときがきているんじゃないかと思う次第であります。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・平和「eルパン三世」
平和のスマパチ第一弾はやはりルパンになりそうです。ルパンザファーストがこれになるんでしょうか。シティハンターがわりと稼働しそうなだけに、平和の復権も期待したい。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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パチランブログ
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