2月と9月限定でおがめるダイヤモンド富士が見えました。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。

お目当ての富士山が雲に隠れてしまい、ちょっと残念ですが、
ダイヤモンド（夕日）はなかなか綺麗に撮れたのでラッキー。


さて、ここからが本題です。

妊娠し、彼氏に逃げられ、中絶をせざるを得なくなった・・・
そんな娘（19歳。大学生）のために父親（高野信吾さん。44歳）は何ができるのか。
前回から「堕胎の責任の取らせ方」について紹介していますが、
今回はその続きです。


このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/

彼は医学部の2年生で19歳。


娘さんは当初、産みたかったそうですが、
彼が「4年後、大学を卒業して医者になって、結婚できる環境が整ったら、
また、そのとき授かって産もう」と言ってくれたので、
最終的には「堕する」という結論に至ったのです。



彼は最初から出産に反対し「堕ろせ！」の一点張りだったので、
もしかすると「大学生なのに出産する勇気なんてないだろう、
どうせ堕ろすに決まっているから孕ましてもいい」と
最初から決め付けていた節もあります。



実際のところ、彼は自分の両親に学生結婚を反対されたようで、
結婚するなら縁を切る！子どもにも会わないし、
大学の学費も出さないから！」と一喝されたのですが、
当時の彼はそのことを娘さんに隠したまま決断を迫ったのです。


もともと中絶にかかる費用は彼が全額払うと言ってくれたので
紆余曲折の末、娘さんは泣く泣く子どもをあきらめたと
いう経緯があったそう。



しかし、2人の間で「堕ろす」という結論が出て以降、電話は着信拒否、
メールは受信拒否、ＬＩＮＥは既読スルーされてしまい、
彼とは音信不通の状態に。



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結局、手がかりは彼の下宿先しかなく、
金銭的な理由で堕ろすことすらままならず、
娘さんは途方に暮れてしまったのです。



「彼が大学を卒業したら結婚したい」

娘さんはそんな淡い期待を持っていたのです。

しかし、それすら打ち砕かれ、大きなショックを
受けていたのですが、それだけではありませんでした。





後で分かったことですが、彼は二股をかけており、娘さんに胎児を
中絶させた後も、何事もなかったかのように、娘さんとは別の彼女と
学内で手をつなぎ、恋人同士という雰囲気を醸し出してデートを
している姿が目撃されていたのです。



これでは娘さんが彼にとって本命かどうかも怪しいところです。



娘さんは彼のことを許して交際を続けるつもりでいたのに、
これでは自ら身を引くしかありませんでした。



結局、娘さんがかき集めることができたのは16万円。
残りの4万円弱は信吾さんが出さざるを得ず、
そして手術当日は手術には信吾さんが付き添うことで、
娘さんはようやく手術を受けることができたそうです。



今回の件を今後どうすべきか…
信吾さんは妻と話し合ったそうです。



妻は女親目線で「そっとしておいてあげたい」と言い、
これ以上、彼とその両親に関わることで娘の傷口を
広げるようなことにならないか消極的だったようです。


一方の信吾さんはどうでしょうか？


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もちろん、妻や娘の気持ちは分かるのですが、自分のなかでは
どうしても収まりがつかず、最終的には妻の反対を押し切る形で、
重い腰をあげることを決めたのです。



「誠意がまったく感じられなかったんです。手術から2週間も
経っているのに、向こうから何も言ってこないだなんて！
もちろん、費用は全額、あっちが出すべきですよ。



でも、妊娠がお互いの責任だし、娘が油断したのは確かなので、
せめて半分は出すべきじゃないですか？」



当時の信吾さんは、私に対してツバが飛び散るような勢いで、
まくし立てたのですが、実際のところ、彼は学生なので


まとまった収入はなく、貯金もほとんど
持ち合わせていないでしょうから、
彼本人を相手にしても「ないものはない」で
終わってしまいそうです。



信吾さんはどうしたら娘さんの無念を
晴らすことができるでしょうか？



今回は過去の相談事例をもとに、
中絶の慰謝料を請求する場合の「Ｑ＆Ａ」を作成しました。

15問15答ですが、もちろん、完全に無料です。
特にお金がなく、依頼も相談もできない方はご活用いただければと思います。

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（次回に続く）

現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
『実例で知る！ 他人事ではない「男の離婚」』ですが
おかげ様で31回目が公開されました。

今回は『妻が不倫相手の子を身ごもった！
堕ろすか育てるか、夫の選択は？』です。

男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず？！

ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

http://diamond.jp/articles/-/92835