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笑って泣ける“作戦図”が日本上陸です。

2月22日公開の映画『世界にひとつのプレイブック』は、妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、家も仕事も妻も失ったパットと、夫を亡くし、心に傷を抱えたティファニーが主人公。

愛らしいのに自暴自棄なティファニーは、妻とヨリを戻そうと空回りのリハビリを続けるパットに接近し、彼の妻に手紙を渡すことを交換条件に、ペアでダンスコンテストに出場するよう命令。人生に希望の光を取り戻すため、2人の挑戦が始まります。



一見シリアスなストーリーですが、どこかイカれた登場人物たちは観客に共感をもたらし、大声で笑わせてくれます

妻のために身体を絞ろうとゴミ袋を着てジョギングするパット。夫を亡くしたショックで会社中の同僚と寝てしまったティファニー。第2の人生のための資金をアメフトの試合に賭けてしまうパットの父親。そんな父子を溺愛し、高カロリーの料理ばかり作るお茶目なママ。みんなちょっと痛いのに、なぜか憎めない人たちなのです。



パットを演じるのは2011年度「世界一セクシーな男」(ピープル誌)こと、ブラッドリー・クーパー。そして22歳の若さでティファニーを魅力たっぷりに演じ切ったのは、『ハンガー・ゲーム』でおなじみのジェニファー・ローレンス。



父親役はロバート・デ・ニーロ、母親役はジャッキー・ウィーヴァーと、実力派揃いのキャスティングも今作の大きな魅力です。日本時間の2月25日に発表となる第85回アカデミー賞では、4つの演技部門すべてにノミネートされているほか(31年ぶりの快挙!)、主要5部門を含む計8部門に挑みます。



原題「Silver Linings Playbook」の“Silver Linings”は、「Every cloud has a silver lining(すべての雲には銀の光がある)」、つまり「どんな逆境にも必ず希望がある」ということわざから来ています。“Playbook”はアメフトの作戦図のこと。パットとティファニーが希望を取り戻すための作戦図、できればアカデミー賞前にチェックすることをおすすめします。




『世界にひとつのプレイブック』
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル(ザ・ファイター)
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー
原作:マシュー・クイック「シルバーライニングス・プレイブック」
2013年2月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

©2012 SLPTWC Films, LLC.  All Rights Reserved.

世界にひとつのプレイブック』[GAGA]
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