独特なコリコリとした食感が後をひく砂肝。関東では「砂肝」と呼ぶが、西日本では「砂ずり」と呼ばれるのが一般的。鳥の胃の一部の筋肉で、筋胃(きんい)または砂嚢(さのう)とも呼ばれている。

砂肝は低カロリーで高タンパク質。鉄分、亜鉛、ビタミンB12、ビタミンKなどが豊富に含まれている。また、筋肉なので脂質が少なく、ダイエットの強い味方なのだ。糖質はゼロなので、糖質制限をしている方には嬉しい食材。

この砂肝に多く含まれる鉄分や亜鉛は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップする。そこで今回は「レモンじょうゆ」で和えるレシピをご紹介。さっぱりとしたおつまみで、焼酎や日本酒によく合う。

『ダイエットの味方、砂肝のレモンじょうゆ和え』

材料(2人分) ・砂肝(200g)
・きゅうり(1/2本)
・ながねぎ(5センチ)
・一味唐辛子(お好みで)

A
・水(500㏄)
・酒(大さじ1)
・塩(小さじ1)

<タレ>
・レモン汁(大さじ1)
・しょうゆ(大さじ1)

作り方

STEP1


砂肝は真ん中の青白い部分で2つに切り分け、それぞれ青白い部分を包丁でそぎ落とす。

※この青白い部分が残っていると、硬くて食感が悪くなるので、この下処理がおすすめ。青白い部分はカーブになっているので、一度に取り除こうとせず、何回かに分けてそぎ落とすときれいに取り除ける。

ただ、青白い部分が残っていると硬くて食感は悪くなるが、実はコラーゲンがたっぷり。絶対に下処理が必要というわけではないので、食感が少し硬くてもいい方は取り除かなくてOK.

STEP2

鍋にAを沸かし、砂肝を入れて茹で、煮立ったらアクを取り、火を弱めて5分ほど煮て水気をきる。

STEP3

<タレ>の材料をボウルに入れ、砂肝を2~3等分に切り、あつあつのまま和える。

STEP4

そのまま5分ほど置き、もう一度混ぜてさらに5分ほど置く。

STEP5

その間にきゅうりを縦半分に切り、斜め薄切りにし、ながねぎは白い部分だけを千切りにし水にさらして白髪ねぎを作る。

STEP6


きゅうりの薄切りを加えてサッと混ぜ、うつわに盛り、白髪ねぎをのせ、お好みで一味唐辛子をふる。

臭みが気になる方は、青白い部分を取り除き半分に切った後、牛乳に漬け軽くもみ、30分ほど浸しておくとよい。調理する前に水で洗い、水分をふき取るのを忘れずに。

また、冷凍保存する場合は、下処理をして2~3等分にスライスしてからラップで包み、保存袋に入れる。すぐに解凍できるので便利だし、1ヶ月ほど保存可能。

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